【実車news】185系B4編成で塗装試験・E257系東海道線「踊り子」転用計画はどうなる?

・185系宮オオB4編成廃車体にて塗装試験が実施

長野総合車両センターにて廃車・解体待ちとなっている、  185系宮オオB4編成廃車体にて塗装試験が実施されている模様が各種サイトにて取り上げられています。

白地にE261系を思わせる濃青色と、E261系とは異なる塗り分け方、他に新デザインを使用する話題がないことから、E257系転用車両の塗装試験なのではないかという説が有力です。

E257系のエクステリアデザインについては、E261系を意識した色合いのデザインとなるでしょう。

偶然にもかつて踊り子号で使用していた車両での実験となりました。

 

・いよいよ本格的に改造が始まりそうなE257系

長野総合車両センターでは、運用を離脱して疎開していたM-112編成などが順次入場をはじめています。

E257系の転用では、東海道線特急「踊り子号」に転用すること、床下機器の更新工事が施工されること、改造工期は2021年度までかかることが既に情報として出てきています。

しかしながら、それ以外の情報についてはまだまだ不明なものが多くなっています。

下記にて考察していますが、極端な組成変更(クモハに運転台本設する、等)はせず、E257系らしさが残る工事内容となるかと思います。

JR東日本の近年のトレンドから想像すると、

・外観デザインの変更

・全席指定化に向けた設備(いわゆるスワローランプ)設置

・荷物棚の設置

・床下機器更新

・さすがに信玄模様のモケットは張り替え

 

あたりが改造内容と推測できます。

グリーン車については、E261系投入に併せて廃止という意見もありますが、SVOのダイヤのうち、新型化されない時間の列車にビジネス需要が大きいことから、グリーン車は残置されるものと推測できます。

サロハ・サハのサロ化も微妙なところです。

スーパービューで人気だった設備のうち、E261系で採用されていないキッズルーム等の設備がE257系に引き継がれるとよいのですが、あまり期待は出来ません。

 

・E257系転出元の配置

E257系の転用計画を想像するのに最も基本的な部分となる、転用元の編成構成をおさらいしましょう。

・松本車両センター 9両×16編成  

号車番号 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車 11号車
パンタグラフ
形式 クハE257 モハE257 モハE256 モハE257 サハE257 サロハE257 モハE257 モハE256 クハE256
番台 100 0 0 1000 0 0 100 100 0
床下設備 CP VVVF SIV VVVF CP VVVF SIV CP
車内設備 WC WC 車販多目WC 車掌室WC フリー WC
運転設備 ←貫通 非貫通→

・松本車両センター 2両×5編成 

号車番号 1号車 2号車
パンタグラフ
形式 クハE257 クモハE257
番台 0 0
床下設備 SIV,CP VVVF
車内設備 WC
運転設備 ←非貫通 簡易→

・幕張車両センター 5両×19編成 

号車番号 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
パンタグラフ  
形式 クハE257 モハE257 モハE256 モハE257 クハE256
番台 500 500 500 1500 500
床下設備 CP VVVF SIV VVVF SIV,CP
車内設備 WC WC 車販多目WC
運転設備 ←貫通 貫通→

 

・現在の置き換え対象車両

 185系特急・ライナー運用…A編成10両×6編成、B編成7両×3編成、C編成5両×6編成

 251系特急・ライナー運用…RE編成10両×4編成

 

・置き換え車両として発表済

 E261系…8両×2編成=251系の置き換えという報道あり

 E257系…東海道方面「踊り子号」などへの転用とのみ発表済

 

・E261系の充当列車予想

E261系は平日1往復、休日2往復との発表で、平日は東京ー下田間1往復、土休日は東京・新宿ー下田間各1往復という見方が強いです。

・E257系の転用本数予想

251系の運用移管分を含めると、置き換え対象としては、185系のA編成を6編成、OM編成を3編成、251系の残り運用を2編成です。

修善寺行きの踊り子も残存する報道があるので、C編成6本です。

 

転用計画を予想するにあたって、下記のことを基本に考えていきます。

・踊り子号の運行本数は現行体制維持を想定

伊東線の有効長は11両編成対応、伊豆急線が10両編成対応となっており、E257系9+2両の11両編成は使用できない

・185系に比べてE257系の車体長が長いものの、伊豆急行線内は183系でも10両編成の走行実績があることからおそらく可能

修善寺踊り子は維持される報道があるので、これを前提に検証

・車体長が長いことに起因する、三島駅1番線のカーブ・駿豆線内の有効長対応は不明(急行型5両・185系5両しか前例なし)

 

・修善寺編成は幕張の余剰車?松本車の編成変更?

ここについては、幕張の余剰車を転用するのではないかと考えるのが自然です。

松本車から組成する場合、

バリアフリー設備の都合上、サハE257を組み込まなければならない

・中間付随車を組み込むと幕張車と異なる2M3T構成となり、設計思想にない構成(機器更新で対応自体は可能)

・先頭車構造上、下田・修善寺編成間が貫通できない(現状でも誤乗が散見される)

・JR東の標準形となる全席指定化をする際、せっかくの貫通構造が生かせないと、車掌の要員数が減らせない

・651系など経年車が多数残るなかで廃車が多数発生してしまう

・簡易運転台の本設化をするにも改造内容が大掛かりすぎる

 

以上のデメリットの多さを鑑みると、松本車で5両編成は難しいという判断が出来るかと思います。

 

・幕張のE257系の余剰車は何編成?

現在、E257系幕張車は5両×19編成。そのうちの3編成が豊田に貸し出されて波動輸送(ホリデー快速など、半定期運用)用となっています。

それ以外の編成もよく波動輸送に入っており、正確な余剰数を算出できないですね。

 

では、実際に特急列車運用として活躍している運用数はいくつでしょうか。

E257系幕張車の定期運用設定数は、なんと12運用(予備1運用を含む)しかありません。

255系が機器更新中のデータであることから、予備車不足の心配をしなくても7編成程度の転出が可能でしょう

現在の踊り子号・ライナー用185系C編成が6編成であることから、6編成、波動用を含めるなら7編成が大宮に転出するものと思われます。

 

ただ、伊豆箱根鉄道駿豆線内の有効長には疑問が残ります。

前例がない(80系・153系・185系は全て急行型の車体長)ことから、入線確認には時間を要するものと思われます。

また、減車して運用するにも、単独モーター車にバリアフリー設備が付いているので、機器構成を変えない限り不可能となります。

 

・では、松本車の転用はどうなる?

下田編成については意見が分かれるところだと思います。

・9両編成をそのまま投入

・10両編成を組成する

また、以前から言われていたグリーン車問題として

・湘南ライナー運用時にグリーン車両数が少ないと支障が出る

当初から改造内容として話題となっていたグリーン車問題は、湘南ライナーの特急化の可能性が出てきたので解決しているのではないかと思います。

 

特急運用の置き換え対象は11編成ですので、現行の踊り子充当分としては5本の余裕ができる計算となります。

ホームライナーの特急化の際、215系10両×4編成を置き換える必要性があることが挙げられますので、実質適正な両数なのではないでしょうか。

また、ここも意見が割れますが、もしもムーンライトながらに投入する場合、特急おだわら号の後の間合いとしてダイヤを組めば、大垣停泊分の1編成の確保だけで良くなるので、都合もよさそうです。

向きは現行の運行形態を鑑みると、幕張車に合わせて号車番号を反転させるとダイヤの調整が不要です。

 

湘南ライナー特急化については下記の記事からどうぞ(当記事と一部内容の重複もあります)。

 

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・E257系踊り子号で減車をしないと仮定した場合

先述の通り、10両編成の置き換え対象が185系6編成と251系2編成となるので、8編成が所要数となります。

松本車の基本編成から10両×8編成を組成すると、残る編成が8両×8編成になり、波動用編成が2両×5編成余ります。

8+2=10両編成とすると、10両×13編成、8両×3編成です。

 

185系の7両編成が3編成配属されているので、これは8両編成にて置き換えるものとします。

これについては、8+2両編成で共通予備が図れることの合理性が挙げられます。

現状の185系7両編成の3編成という微妙な両数を維持するとは思えないです。

そして何より、E261系が伊豆方面で馴染みの薄い8両編成で製造されることと整合性がつき、納得がいきます。

伊豆急行線内の途中停車駅の有効長は城ヶ崎海岸駅のみ7両、ほかが8両となるので、伊豆急行としても相性もいいでしょう。

 

あとは組み換えが組成上可能なのかを検証します。

 

・宮オオ OM101~108編成(仮称) 10両固定編成 ×8
号車番号 3号車 4号車 5号車 6号車 他編成より 7号車 8号車 9号車 10号車 11号車
新号車番号 10号車 9号車 8号車 7号車 6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
パンタグラフ
形式 クハE257 モハE257 モハE256 モハE257 モハE257 サハE257 サロハE257 モハE257 モハE256 クハE256
番台 100 0 0 1000 1000 0 0 100 100 0
床下設備 CP VVVF SIV VVVF VVVF CP VVVF SIV CP
車内設備 WC WC 車販多目WC 車掌室WC フリー WC
←貫通 非貫通→
・宮オオ OM81~85編成 OM21~25編成(仮称) 8+2両編成 ×5
号車番号 1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 7号車 8号車 9号車 10号車 11号車
新号車番号 10号車 9号車 8号車 7号車 6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
パンタグラフ
形式 クハE257 クモハE257 クハE257 モハE257 モハE256 サハE257 サロハE257 モハE257 モハE256 クハE256
番台 0 0 100 0 0 0 0 100 100 0
床下設備 SIV,CP VVVF CP VVVF SIV CP VVVF SIV CP
車内設備 WC WC WC 車販多目WC 車掌室WC フリー WC
←非貫通 簡易→ ←貫通 非貫通→
・宮オオ OM86~88編成(仮称) 8両編成 ×3
号車番号 3号車 4号車 5号車 7号車 8号車 9号車 10号車 11号車
新号車番号 8号車 7号車 6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
パンタグラフ
形式 クハE257 モハE257 モハE256 サハE257 サロハE257 モハE257 モハE256 クハE256
番台 100 0 0 0 0 100 100 0
床下設備 CP VVVF SIV CP VVVF SIV CP
車内設備 WC WC 車販多目WC 車掌室WC フリー WC
←貫通 非貫通→

組み替えるとして、

・1C4M制御のモハE257-1000

・サハE257-0

・サロハE257

の3択となります。しかし、サハはバリアフリーの都合で絶対に不可欠、サロハは車掌室があるのでなるべくそのままにしたい。

残ったモハE257-1000を組み替えてみました。

特急車としては座席定員の都合があるので、車内設備を極力合わせようとしたら、足回りのMT比が揃いませんでした。

10両固定編成の1両は電装解除してもよさそうです。

また、トイレが1つ数が異なりますが、こればかりは仕方ないでしょう。

 

8両編成と5両編成つなぐと日本で現存しない13両編成の復活となり面白そうですので、JRさんぜひ。

 

・E257系踊り子号で減車をすると仮定した場合

転用をする際に編成組み換えを避けて、9両編成そのままとする場合も考えられます。

改造の手間が少ないことや、同一両数で使いやすいというメリットがあります。

こちらの場合だと、9両編成はそのまま基本編成に、5両編成はそのまま修善寺編成に。付属2両編成は用途廃車でしょうか。

利用者の多い伊東駅まで11両で、有効長の足りない伊豆急線内は9両、といった使い方もできますが、今更増解結運用を増やすとも考えにくいです。

しかしながら、215系の定員数を置き換えなければならない以上、朝晩の増結用くらいには使ってあげてほしいですね。

 

また、1両減車して全編成を8両編成に揃えるパターンも考えられます。

E261系が8両編成なのが、もし踊り子系統の減車を見越しているならば、可能性もあります。

難点としては、やはり新特急おだわら号での着席定員数が減ることでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。

伊豆急行線内の繁忙期である夏休み・河津桜シーズンなどは、多くの観光客で混雑する路線です。

特に河津桜シーズンは、波動用編成によるモノクラスの踊り子号なども設定されているくらいです。

・熱海以南は単線区間でこれ以上の増発が出来ないこと

・JR東日本の基本方針である全席指定化をするなら着席定員を確保したいこと

・荷物棚設置で座席定員が減ること

・E261系が8両、E257系は9両という両数は疑問

・E257系の運用離脱編成がバラバラな番号なのは、奇数番号編成と偶数番号編成の検査時期の差を縮めるためではないか

趣味的には組み換えがあったほうがおもしろいので、JRさんぜひ。

 

いよいよ実車の動きが出始めましたので、登場が楽しみですね。

185系・251系の記録もお早めに!

 

 

 

関連記事です。運用面の考察をしています。内容一部重複。

 

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