中央線特急あずさ・かいじ全席指定化正式発表・はまかいじは?

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本日付けでJR東日本より、来春から中央東線特急列車「あずさ」「かいじ」両列車のE353系統一・全席指定化が発表されました。

・発表内容はおおむね予想通り 

対象区間として、

千葉・東京・新宿~甲府・松本・南小谷間を運転するあずさ号・かいじ号などの全列車としています。

ひたち・ときわ方式の料金形態、トクだ値の設定、あずさ回数券・中央線料金回数券・信州特急料金回数券の廃止というおおむね予想通りの内容です。

また、房総料金回数券が千葉~新宿間のあずさ号では使用できなくなるほか、救済として長野~塩尻間では信州しなの料金回数券が発売されます。

・臨時列車でのE353系以外のあずさ・かいじ号も引き続き運転?

プレスリリース内において、臨時列車など一部の列車を除きます、という記載がされているほか、ご利用方法の欄で臨時列車など座席上方ランプが搭載されていない車両で運転する場合は~という記載があるので、189系・E257系による運用が当面の間は残存するものと思われます。

もちろん、E257系が大量余剰となる以上、189系のあずさ号・かいじ号への充当の可能性は極めて低いものと思われます

個人的には、後述の運用変更でE257系500番台の豊田常駐は廃止されると推測しているので、E257系0番台が改造までの間活用されるのではないかと考えています。

そして、E353系は当初の製造予定本数より増やし、いわゆるスワローサービスを確実なものとしていくでしょう。

・はまかいじ号の運転はどうなる? 

はまかいじ号については、以前から廃止の噂が絶えません。

中央線の最混雑時期には、新宿行き特急の予約が取れないから八王子以西でのみ使う、といった使われ方も散見されていたので、廃止となるとすると納得できます。

特に、この秋に、185系の波動用車の一部が廃車となっています。

はまかいじ号で使用されていた185系のうち横浜線乗り入れ=東神奈川~横浜間ATCに対応している車両がB5編成のみとなっており、すでにムーンライトながら号運転日の予備がない状態です。

今回の年末年始の設定を最後に廃止となる可能性が高いです。

代替列車として、上りはまかいじ号のダイヤは以前から八王子以東も特急ダイヤが準備されており(あずさ82号)、こちらは新宿着で運転されるものと思われます。

下り列車についてもダイヤが見直され、何らかの臨時列車がダイヤ改正以降運転されるものと思います。

理由については後述。

[参考] 現存する185系波動用車 

・B5編成=横浜線対応・6両

・B6編成=横浜線非対応・6両

・OM03編成=横浜線非対応・6両<シングルアームパンタグラフ>

・B7編成・C7編成=4両

・プレスリリースから裏読みする中央線特急の未来

E353系投入当初からあずさ号・かいじ号の全席指定化は既定路線となっていました。

しかしながら、中央線特急は常磐線特急以上に混雑便への旅客集中が激しいこと、大月停車便での訪日観光客への旅客対応の難しさなどが課題となります。

今年に入って、JR東日本では富士回遊・はちおうじ・おうめという旅客列車愛称を商標出願しています。

値上がりした特急列車とライナー列車に価格差があると共存が難しいことから、これらを合わせたダイヤ改正が2019年春に実施されるものと推測できます。

これが、千葉・東京・新宿~甲府・松本・南小谷間を運転するあずさ号・かいじ号などの全列車という濁した表現から読み取れる今後かと思います。

来春、E353系による効率的な運用の実現に合わせ、中央東線では来春、大規模なダイヤ改正が行われる可能性が濃厚になってきました。

やはり趣味的な注目は富士回遊号の運行ダイヤが大きいところですので、続報に期待です。

上記商標登録と全席指定化による車掌1名化については別記事に詳しく記載しているので、そちらをご参照ください。

関連記事はこちら

(一部引用;JR東日本プレスリリースより)

’18 10/30 18:10 OM03編成はシングルアームパンタグラフ交換後もJR東海乗り入れ実績があること、年末年始のはまかいじ号設定の2点の確認が済みましたので修正しました。

コメント

  1. つか信州77 より:

    この方法、松本から東京に行くときは、便利です。しかし、長野県内利用では、不便です。JR東日本は、首都圏以外のお客様を蔑ろにしたいからです。