【E257×富士山】2500番台修善寺編成 JR東海静岡支社で乗務員訓練が続く

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2021年3月13日のダイヤ改正では、踊り子号の定期列車がE257系2000番台・2500番台に統一されることが明らかにされています。

2020年夏に登場した“修善寺編成”ですが、2020年末から現在まで、静岡エリアでの乗務員訓練とみられる試運転が続けられています。

“修善寺編成”の登場から現在

E257系の機器更新・東海道線転用工事については、2018年7月より運用離脱が始まった中央線向け0番台が先に施工されており、当時は修善寺発着の存続がされるのか否かさえ断言されていませんでした。

基本編成となる2000番台は2019年3月にM-112編成→NA-09編成が登場してから試運転が続きましたが、2020年3月のダイヤ改正発表にてやっとE257系2000番台の概要とともに、運用状況・転用状況から推測が出来た2000番台13編成とともに付属編成5両4編成が用意されること・その編成が2500番台を名乗ることが明らかにされました。

その後も付属編成の転用に関連した動きが注目されていましたが、2020年4月に房総特急として使用されていた500番台・マリNB-07編成が秋田総合車両センターへ入場、7月にオオNC-32編成として本線上に姿を現しました。

まずは自社線内での走行試験……かと思いきや、8月にはいきなり東海道線・JR東海管内・伊豆箱根鉄道線内を回送して修善寺駅まで向かいました。

この行程では伊豆箱根鉄道の踏切設備機能試験(誘導障害試験=走行機器が発するノイズが踏切や信号に異常を出さないかの試験)を深夜帯に実施しています。伊豆箱根鉄道にとって初めてのVVVFインバータ制御車両ということで、準備期間を長く取るために最優先で実施したものと考えられます。

その後は所属区である大宮総合車両センター東大宮センターを拠点に、宇都宮線・常磐快速線などを中心とした性能確認試運転が実施されてきました。

2020年11月には営業エリア全区間を走る旅客案内装置試験も実施され、日中初の伊豆箱根鉄道駿豆線の走行となりました。

11月末より静岡や沼津へ相次いで貸し出されたのち、12月末から現在まで日中時間帯に静岡駅〜東田子の浦駅間で3往復の試運転が実施されています。

1月8日まではNC-32編成が、1月12日からはNC-31編成が充当されています。

営業エリアから離れた場所で試運転

さて、この一連の乗務員訓練の見どころは、やはり営業エリアから離れた静岡を拠点に東部エリアを走行している点が挙げられます。

JR東海の静岡エリアには、東側から沼津運輸区・富士運輸区・静岡運輸区・浜松運輸区が設けられていますが、このうち従来から踊り子号の運転を担当していたのは沼津運輸区・静岡運輸区です。

乗務員訓練を始める以前にも静岡運輸区・沼津運輸区に出入りしており、まずは車庫内で車両に触れて基本仕様を学ぶ現車訓練が実施されたものと推測できます。

現車訓練・乗務員訓練をするにあたっては、毎日所属区などから回送する事例と、乗り入れ先を拠点に実施する事例があります。

E257系だけに限っても、東京総合車両センター田町センター・国府津車両センター・伊東駅と線内各地に回送されており、それぞれが田町運転区・国府津運輸区・熱海運輸区と担当乗務員区所と合致しています。

一方で、伊豆急行の乗務員区所である伊豆高原運輸区の乗務員訓練は国府津を拠点に日帰りの試運転行路で実施されており、伊東駅〜伊豆急下田駅間1往復を4日間で行っています。

この違いは訓練を受ける乗務員の人数と日程の都合が考えられます。4日間の入線のみに留まった伊豆急行の事例では、伊豆急下田駅の折り返し間合いを使って様々な試験・訓練を行なっていました(過去記事)。

JR東海の事例では、車両を持っていって長期間訓練を行う方が合理的と判断されたのでしょうか。

また、これらの訓練はあくまで車両の仕様・操作感に触れることが重要であり、普段乗務員が運転している線区であれば構わないため、必ずしも営業路線で行うとは限りません

定期列車の合間を縫って全乗務員を養成することを考えれば、乗務員の所属区所である静岡から近い方が合理的なことも頷けます。

また、踊り子号の営業エリアである三島駅〜熱海駅間で乗務員訓練をする場合、列車本数の割りに線路が少ない上に他社管轄の熱海駅を出入りする必要が生じます。

熱海駅〜来宮駅間はホームこそないものの、JR東日本の折り返し拠点のため会社境は来宮駅西側です。この特殊事情を加味すれば、なるべくこの区間を避けるのも至極妥当です。

一日に3往復という本数から、1日で養成している人数はかなり多いかと思いますので、今後の設定日数はそこまで多くないかもしれません。

先日の寒波でようやく富士山も冠雪をして冬らしい姿になりました。デビュー後に貴重な絵となることは間違いないので、しっかりと記録をしておきたい列車です。

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