E257系500番台【豊田常駐】に仕様変化!?波動用E257系の活用に変化はある?

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画像:Charlie  鉄道垢様(@NambuCharlie)

幕張車両センターに所属しつつ、豊田車両センターに常駐してホリデー快速富士山号やかいじ号臨時列車などで活躍しているE257系500番台NB10~12編成のうち、NB11編成について塗装の変更が本日施工されていることが明らかになっています。

動機を探るとともに、今後の活躍について考察をしていきます。

幕張E257系が波動用となった経緯

183系で運行されていた外房線「わかしお号」、内房線「さざなみ号」、総武本線「しおさい号」、成田線「あやめ号」の置き換えを目的としつつ、従来持て余していた輸送力の最適化のためにグリーン車を廃したモノクラス5両編成で19編成が投入されています。

普段は5両、通勤時や土休日の混雑便は2編成組み合わせた10両という柔軟さを活用して運転が行われていたものの、内房線「さざなみ号」が東京湾アクアライン開業とそれに伴う高速バスの発展により利用者が大幅に減少してしまいました。

19編成のうち既に7編成が余剰分と言われており、次回ダイヤ改正ではホームライナー千葉の運転終了があって更に余剰が発生すると見込まれています。

以前から中央線の蓼科ゴルフ団臨などごく一部で実施されていた波動輸送ですが、ここ一年は185系波動用車の代わりに積極的に投入されて活躍の場をなんとか維持しています。

目立つ活用としては、豊田車両センターに所属していた189系6両3編成を置き換えて、ホリデー快速富士山号・山梨富士号・金曜運転の快速富士山号・臨時かいじ号に充当をはじめています。

これらの編成も豊田に常駐していながら、所属は幕張車両センターのままとなっており、それを生かして千葉方面への臨時列車にも充当されています。

仕様変更内容は?

現時点で判明している点は以下の通りとなります。

・前面ロゴがJR EAST JAPAN RAILWAY COMPANYから、2000番台同様のSeries E257に変更

・側面ロゴがBOSO EXPRESSから2000番台同様のSeries E257に変更

・窓枠周りが黒色…ではなく、追加部分はなぜか深緑色に

このほかは確認されていないものの、機器更新や座席ランプ設置などの大規模な改造は施工されていないと考えるのが自然です。

豊田車両センターでの施工、昨日までは営業運転をしていましたので、シール貼り付けのみと思われます。

仕様の変化に合わせて転属が行われるのか、房総方面で継続使用する編成も機器更新後はこの仕様で運用されるのかも現時点では不明です。

なぜこのタイミングで塗装変更?

大きな要因としては、側面ロゴに「BOSO EXPRESS」という印字が入っていることが挙げられるでしょう。

ダイヤ改正後は臨時特急富士回遊91,92号という新体系の特急列車にも充当されることが決まっており、さすがにそのままの表記で使うことが誤乗・差別化などの観点からはばかられたのではないでしょうか。

また、東海道線方面転用後の仕様が決定したことで、それに準じた仕様に改めることが出来るようになったことも大きいと思われます。

富士回遊号運転開始までに残りのNB-10,12編成についてもこの簡単な仕様変更は施工されるものと思われるので、富士急行線内を走るBOSO EXPRESSもホリデー快速富士山号の運行終了とともに見納めとなりそうです。

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