【伊豆急下田へ】踊り子代替・E257系2000番台が伊豆急行で乗務員訓練開始

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長らくJR東日本の国府津運輸区・熱海運輸区で実施されていたE257系2000番台の現車訓練・乗務員訓練。

10月末を以ってひと段落して以降は大きな動きがありませんでしたが、ついに11月12日より乗り入れ先の伊豆急行での乗務員訓練が開始されました。

伊豆急行線の乗務員訓練の動き

東海道貨物線・伊東線での乗務員訓練とみられる動きは9月末から行われてきましたが、伊豆急行への貸し出しは遅れること1ヶ月。11月12日より開始されています。

伊豆急行線内の乗務員訓練には、国府津運輸区・熱海運輸区の訓練でも活用されている国府津疎開中のNA-10編成が活用されています。

臨時特急ダイヤに近い訓練行程となっており、営業運転さながらの速度を出して運行しています。

初日となる12日には、さっそく南伊東駅でTHE ROYAL EXPRESS(ザロイヤルエクスプレス)との離合が行われています。E257系のデビュー直後に北海道に輸送されることを考えると、営業運転開始以降はしばらく見られない可能性がありますね。

終点の伊豆急下田駅ではホームがない電留線(5番線)に直接入線・発車しており、こちらは営業運転開始後もまず見られないシーンでしょうか。

定期列車であるスーパービュー踊り子3号〜翌日の2号で留置されている251系と顔を並べています。伊豆急下田駅停泊の251系との並びも、両者の営業運転開始・終了時期を考えるとかなり貴重なものになりそうですね。

今回の乗務員訓練に際して、伊東駅に停止位置目標が新設されているほか、伊豆急下田駅には乗務員昇降台も新しい編成長に合わせて増設準備するなど設備面の改良も進められています。

訓練終了目前? 営業運転開始はいつ?

気になる今後のスケジュールですが、直近で伊豆急行にて乗務員訓練が行われた車両では、651系”IZU CRAIL(伊豆クレイル)”や、E259系”マリンエクスプレス踊り子”などが挙げられます。

これらの過去実績ではどちらも3~4日程度の極めて短い乗務員訓練期間となっていますので、今回のE257系についても同様の訓練スケジュールとなっている可能性が非常に高いでしょう。

特急型車両では、通勤列車と異なって車内に複雑な設備を設けていたり、車内巡回をしたりといった業務を乗り入れ先の乗務員が行う機会も想定できますが、他社形式の配電盤操作などの特殊操作は原則として行わないことが取り扱いとして定められている場合が多くなっています。

11/20加筆:予想通り11/12〜15の4日間で終了となりました。

そして、多くの方に注目されている営業運転開始時期。

乗務員訓練の進捗が早く進んでいることから、11月30日改正以降の冬の臨時列車で先行運用するのではないかと期待する声もありましたが、先日伊豆急行発表の時刻表にて2月末までのすべての臨時踊り子号(スーパービュー・マリンエクスプレスを除く)が185系での運転であることが判明しています。

このため、E257系2000番台の営業運転開始は2020年3月のダイヤ改正と断定して差し支えなさそうです。

例年の傾向だと、年末に新型車両運用開始が報道され、1月後半にはダイヤ改正の概要が発表されることでしょう。

東海道線特急にとって大きな転換期となる2020年3月改正。今後の情報にも注目して行きたいですね。

YouTube=鉄道ファンの待合室資料館で詳細映像を公開予定!

YouTube=鉄道ファンの待合室資料館にて、E257系乗務員訓練の様子・詳細を編集少なめでご覧いただけます。

行先表示器試験にて、あずさ・かいじ・急行アルプス・ウィングエクスプレスなど珍しい表示も出ています。引退間際の251系”スーパービュー踊り子”やクルーズトレイン”THE ROYAL EXPRESS”との離合シーンも収録した長編動画です。

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