【伊東・祇園】駅そば事業から撤退・名物いなり寿し等の駅弁販売は継続

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伊東駅の駅弁・駅そば屋として関東圏を中心に全国に根強い人気を持つ祇園。

57年もの歴史をもつこの駅そばが、来春3月に幕を下すこととなりました

引き続き駅弁販売は継続されますが、長年の営業への感謝の意を込めて、歴史と今後をまとめました。

57年もの長い歴史・伊東の祇園そば

伊東駅で駅そばの営業をはじめたのは昭和37(1962)年2月11日

それ以来、地元の方や観光で来られた方に親しまれていました。

持ち帰り容器もあり、執筆日現在でも祇園名物の懐かしいポリ茶瓶でのお茶とともに楽しむことが出来ます。

しかしながら、伊東駅構内改良工事とそれにあわせた売店移設のため、平成31(2019)年3月末に撤退となることが本日(執筆日)発表されました。

祇園の駅そばは、地元民にはきざみそば・観光客には駅弁にも使用されている名物の唐揚げが楽しめる唐揚げそばが人気でしょうか。

すべて自家製とのことですが、クセは強くない昔ながらの立ち食いの駅そばの味がどこか懐かしく思えます。

チェーンのお店が美味しさ追求を頑張っている一方で、祇園の駅そばは頑なに昔ながらの味に拘るところがたまらないです。

メニューも最近流行りのものを取り入れたりしないところも駅弁同様、根強いファンが多い証拠でしょうか。

また、駅そばとともに人情味豊かなお店のおばちゃんたちに癒されます。

筆者も以前、改札外で食べて傘を置いたまま電車に乗ろうとして、改札内からわざわざ届けてくれた思い出があります。

近年の堅っ苦しい接客業とは真逆を貫く、祇園ならではの人の温かさが伊東を代表するお店を作ったのだと改めて感じました。

祇園の駅そば、食べるなら何がおすすめ?

もしまだ訪れたことがない方・駅弁は食べたことがあるけどまだそばは食べたことがないという方。

一度に祇園の味を楽しみたい方にオススメするならば、唐揚げそばの温泉玉子トッピング=親子そば、でしょう。

再訪される方には、かき揚げの味がたまらないので天玉そばがおすすめです。

地元民一番人気のきざみそばは、油揚げ・わかめ・ネギのシンプルさが小腹満たしにもぴったりです。

また、そばと一緒にいなり寿し2つ入りが200円でひっそりと発売されているので、祇園を一度に楽しみたい方におすすめですが、お昼時に完売となっていることも多いのでご注意を。

いなり寿司・唐揚げで有名な駅弁販売は継続

祇園といえばそばと並んで、各種人気駅弁を多数販売しています。

特に、看板商品の「いなり寿し」をはじめ、「幕の内弁当」や「とりめし」は伝統の経木を使用しており、お弁当類は掛け紙のデザインに合わせた紐が使用される折詰型であることが特徴です。

また、伊東は水が美味しいことでも有名で、火山からの湧き水が美味しいお弁当づくりを支えています。

いなり寿司は昭和34(1959)年より、幕の内弁当は昭和41(1966)年より、半世紀以上の間親しまれています。

どちらも昔ながらの製法・レシピはそのまま製造されていることが特徴です。

これからも地元の自慢の駅弁屋として、それを求めて訪れる観光客の人気スポットとして、昔ながらの味が自慢の駅弁販売で末長い活躍に期待したいです。

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