上信電鉄【元JR東・107系】700形デビュー!経歴・譲渡後の改造変化は?

スポンサーリンク


写真:へちまたん様(@s6556225)

JR東日本の107系電車が高崎地区を引退後、高崎駅から上信電鉄に譲渡が多数行われて話題となっていましたが、第1編成となるクモハ701・クハ751がついに営業運転を開始しました。

変わった生い立ちをした107系時代を振り返るとともに、改造工事で変化した点を探していきます。

生まれは国鉄急行型の165系!107系の生い立ち

107系電車は1988年(昭和63年)から4年間製造された、JR東日本独自の直流・通勤電車です。

高崎地区・日光線では165系急行型が格下げで活用されていましたが、2ドアという急行型特有の設計が朝夕の通勤通学輸送の課題となっていました。

また、3両編成以上しか組めない編成構成がローカル線区の日中用としては過剰となっていました。

これらの改善として、165系の部品を活用し、自社製造というノウハウの習得も兼ねて製造されたのがこの107系電車です。

車籍上は完全新造としていながら、足回りの主要機器や付随車の冷房装置などかなりの部品を流用し、小山電車区~小山車両センターに8編成・新前橋電車区~高崎車両センターに19編成が製造されました。

設計時点でワンマン運転を考慮して3扉のうちの両端を車端部側に配置していたものの、JR時代にはワンマン運転に使用されることはなく運用を終了しています。

柔軟に両数を設定できること、ロングシートという構成が功を奏し、日中は2両、朝夕は最大6両と柔軟な運用が組まれました。

高崎地区では、碓氷峠超えの実績もあります。

その後は小山・高崎相互で貸出が時折あったほかは目立った動きもなく、小山車両センター配置車両は205系600番台にて置き換え、そして高崎地区についても211系が115系とともに107系を置き換えています。

上信電鉄譲渡後の改造工事内容

高崎車両センターに19編成所属していた107系のうち、R7,8,13-16の6編成・12両が2017年に譲渡がされました。

2両編成という小回りの良さ・新造時の設計にあった将来的なワンマン運転想定のドア配置などが買われてのことでしょうけれども、高崎地区で活躍していた車両という面もあったことでしょう。

譲渡後は最初にR7編成がクモハ701+クハ751として徹底的なリニューアルが施されて注目がされていましたが、2019年(平成31年)3月10日(日)・15レより運行を開始し、ヘッドマーク取り付けなどが行われています。

外観上の大きな特徴としては、従来の上信塗色を踏襲した、アイボリーと下半分が緑色という塗色が目を惹くほか、スカートが大型化されています。

内装については、床材や座席カバーの更新がされているほか、なんと液晶ディスプレイによる次駅案内などが枕木方向に配置されている点が目立ちます。

107系としては、当初からワンマン運転を想定したドア配置にて新造されていましたが、30年以上の時を経てワンマン運転を初めて行っている点も特筆されます。

一方で、走行機器については165系譲りの抵抗制御ですので、今後はこの保守・維持が課題となってきそうです。

全編成揃えば6編成・12両という多数派になりますので、自社新造車とともに、置き換え対象となるであろう従来車との離合などから目が離せませんね。

関連記事はこちら

元ツイート紹介

コメント