昨年の同日に運行を開始し、ちょうど1周年となる京王ライナーが、朝の通勤時間帯の運行を開始しました。
このほかにも京王ファンには嬉しい、珍しい列車が多数設定されています。
2019年(平成31年)2月22日(金)のダイヤ改正の動きをお伝えします。
朝時間帯の京王ライナー運行開始!
今回のダイヤ改正の目玉として、昨年同日にデビューしたばかりの京王ライナーの朝時間帯の運行開始が挙げられます。
先駆けである京急線や東武東上線でも、同様の動きこそありました。
しかし、京王電鉄では運行開始からわずか一年で朝の運行にこぎ着けた点が特筆できるのではないでしょうか?
これには一年で利用者が定着したという素直な評価が出来るでしょう。
ただ、京王線は下りの始発なら並べばいい反面で、上りの混雑状況が特に厳しく、利用者からの不満も大きいという京王ならではの環境も推測されます。
いずれにせよ、遠距離通勤をしている利用者からは期待の声も大きいのではないでしょうか。
ライナーの付番も変更
今回の上り列車運行開始にあわせて、下りは奇数・上りは偶数という付番はそのままに、旧来は発車順序で1,3,5,7と通しで振っていたものが京王八王子駅発着は1~、橋本駅発着は31~となりました。
当初から朝上り列車の運行を見据えていたのか最初から奇数のみとしていた一方で、わずか1年間での変更となっています。
利用者から分かりにくいという声があったというよりは(列車名よりも何時のライナー、という覚え方が一般的でしょう)、社内会議でアイデアとして挙がったのでしょうか。
無料列車にも大きな変化
各停桜上水行が5000系クロスシートにて運転
趣味的に面白い列車としては、朝ラッシュの時間帯に多く走ります。
まずは上記のライナー列車の折り返しは回送とはならず、クロスシート状態で各停桜上水行きとして運行・その後回送で運行されます。
昨年同日のダイヤ改正では下り列車の折り返しは全て回送でしたので、クロスシート状態で無料列車として定期列車が設定されることは短区間ながら初めてとなります。
また、5000系の話題では、上り京王ライナーが5000系使用の各停を追い越すというダイヤが設定されていることも趣味的に面白いですね。
8両編成にも大きな動き
このほかにも、朝ラッシュ後の移行時間帯に8両編成を使用した快速京王多摩センター行きが2列車・急行京王多摩センター行きが1列車運行されます。
10両編成では以前設定された実績があるこの種別・行先の組み合わせですが、8両編成と姿を変えて復活となります。
若葉台行に比べて接続がある京王多摩センター駅までの運行は相模原線の遠距離利用者としては利便性向上となっていることでしょう。
また、朝ラッシュ後に行われていた8+2両→高幡不動駅にて付属編成切り離し→8両という運用が消滅した模様です。
高尾山口・京王八王子行の分割特急廃止後も根強く残っていた京王線朝の増結運用ですが、こちらは見納めの模様です。
コメント
新宿線乗入れ可能な性能を生かして朝の京王ライナーは新宿線直通でも面白いかな思います、まあでも今回ライナーの増発という運びは沿線民にとっては朗報ですね。