S-51 SL大樹
【実車紹介】
2017年夏に運転を開始、製品発売時点で1周年を迎えた列車です。
大手私鉄、東武鉄道の鉄道への熱い思いが詰まったSL大樹プロジェクト。
SLの提供はJR北海道(貸出)、後部補助のディーゼル機関車はJR東日本、客車にはJR四国、車掌車にはJR貨物、転車台はJR西日本。
機関士の養成にはSL復活運転の実績があった秩父鉄道・大井川鐡道・真岡鉄道。
エリアを超えた鉄道会社の協力を得られた東武鉄道のパイプの強さと、ここまで働きかける本気っぷり、社会人の鉄道ファンなら特に熱い思いを感じたのではないでしょうか!?
子どもの夢・大人の興奮・沿線の希望を乗せて、下今市~鬼怒川温泉駅間を走行しています。
・C11 207号機
JR北海道で長らく蒸気復活運転に使用されていましたが、JR北海道の体力といえばニュース等で話題となっている通りです。
観光列車などもどんどん削減されており、苦しい思いをしているところに白羽の矢が立ちました。
C11形はもともと低規格の路線(ローカル線)での活躍を想定された小ぶりな車体が幸いして、JR北海道のほかにも真岡鉄道と大井川鐡道でも活躍しています。
鬼怒川線での活躍にぴったりな同形式、特徴的なカニ目と呼ばれる2つのヘッドライトを輝かせて鬼怒川線の急こう配を走ります。
・ヨ8634
ヨ8000形は貨物列車の車掌車として登場しました。
今でこそ珍しい貨物列車の車掌車ですが、コンテナ輸送が主力となる前は当たり前の存在でした。
そんななかでも、下三桁が【634】スカイツリーの高さと同じというヨ8634号が東武鉄道で第二の人生を歩むこととなりました。
SLは当然のこととして、
なお、この車両には保安装置(ATS)をSLの代わりに搭載する為に連結されています。
独特の編成に当初は疑問の声もありましたが、今となってはすっかりSL大樹らしい姿としてなじみましたね。
・14系客車
国鉄が製造した急行用客車です。
多客期の波動輸送などで活躍していました。
プロトタイプとなる客車は、国鉄分割民営化でJR東海に継承されたのち、JR四国に譲渡されて臨時快速ムーンライト松山・高知として活躍していました。
同列車運転終了後は香川県の多度津工場で何年も放置され、このまま解体かと思われた矢先の大抜擢です。
スハフ14-1,オハ14-1,オハフ15-1というトップナンバーが大手私鉄の東武鉄道で国鉄時代の内装にリメイクされて活躍している……事実は小説より奇なり。
【製品紹介】
2018年8月の新製品となっています。
C11-207+ヨ8634+スハフ14-1
DE10-1099は製品に含まれていませんので、DE10の過去製品の連結化改造してぶら下げるとリアルですね!
一緒に遊びたい車両は廃番が多いですが、
・東武8000系、東武10030系
・JR253系1000番台
あたりでしょうか。
14系の製品化という意味でも非常にポイントが高いです。
12系とは異なる形状を新規金型で製品化していますので、改造種車としても重宝しそうです。
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