【工期8年】新宿駅が劇的進化!東西自由通路開業と改札口再編

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地下迷宮とも揶揄される新宿駅の地下通路ですが、8年がかりの改良工事で大きな変化が生まれました。

従来の東口〜西口の改札内が自由通路に生まれ変わり、駅の北側か南側を迂回する必要があった東西間の移動が劇的な改善となっています。

新宿駅の改良工事

乗降客数で世界一を誇る新宿駅では、他の主要駅同様に様々な改良工事が進められてきました。

特に利用者から改善を求める声が大きかったものとして、新宿駅の東西を結ぶ連絡通路の状況改善がありました。

従来は新宿駅北側の新宿大ガード・南側の甲州街道以外の選択肢が深夜帯に閉まる北側のメトロプロムナードのみとなっており、経路によっては遠回りをする必要がありました。

2012年よりこの課題を解消すべく、既存の東口~西口の改札内通路を自由通路化・併せて駅構内を拡幅する工事が続けられてきました。

そして、2020年7月19日より自由通路として新たなスタートとなりました。

初日は自由通路の解放と改札口の移転に留まりましたが、今後1週間程度かけて券売機・みどりの窓口などの移設が進められる計画となっています。

みどりの窓口の移転は近日実施

新宿名物?京王・小田急からの通り抜け扱いも終了に

使命を終えた私鉄線券売機

新宿駅では、これらの課題への対応処置として、西側に位置する小田急・京王ユーザーへ便宜を図るため、両社線のユーザーはJR線乗り換え改札を経由して中央東口から入出場できる措置が長年に渡り実施されていました。

中央東口には京王・小田急の券売機も設置されていたものの、新宿駅のややこしさに拍車をかけていたことは言うまでもありません。

今回の自由通路整備とともにこれらの対応が終了となり、京王電鉄・小田急電鉄では新しく出来た自由通路を経由して東口方面へ向かうよう案内が実施されています。

特に小田急電鉄では最短経路が編成最前部に変更となるなど、両路線の最混雑号車にも変化が生まれそうです。

こればかりはラッシュアワーが本格化する平日ダイヤの各社線の利用動向の変化によっては新たな課題となりそうです。

中央東口改め中央東改札では通り抜け不可能の旨を掲示

在来改札も名称変更

ニュースでお馴染みの南口も南改札に

これまでのJR東日本の新宿駅では、東口・西口・中央東口・中央西口・南口・東南口・新南口と7箇所の改札口が運用されていました。

新宿駅の改良工事が進められる際、新南口は2016年4月のバスタ新宿・”NEWoMan 新宿”の開業に合わせ、甲州街道改札・ミライナタワー改札・新南改札と名称変更・出入口の増加が実施されていました。

一方で、東・西・中央東・中央西・南・東南の各改札口は従来の〇〇口という名称が使用されてきましたが、今回の再編に合わせて、直接影響があった東口・西口を含めた全ての改札口が〇〇改札と名称変更が実施されています。

およそ4年間にわたり〇〇口と〇〇改札が混用される珍しい駅となっていましたが、今回の名称変更によりこの混用は解消されています。

知名度イマイチの東南口も東南改札に

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