【相鉄】通勤特急,通勤急行登場へ・JR線直通は特急と各停に

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JR・相鉄乗り入れについて不定期連載をしていますが、7月に入ってから深夜試運転・その後は日中試運転が継続されているほか、本日新種別の登場と直通運転の概要が発表されました。

日に日に本数が増えている印象ですが、JR線内への乗り入れ試運転・JR車の乗り入れ試運転はまだ行われていません。

最近の動きをまとめてみました。

新種別と乗り入れ列車種別が発表!

記事公開日付けのプレスリリースにて、新種別と直通列車計画の概要が発表されています。

直通列車は特急・各停で海老名方面のみ乗り入れ

先月公開の記事にて、いずみ野線内の一部案内にてJR線方面(西谷駅乗り換え)となっている旨を掲載していますが、今回のプレスリリースにて明確に直通列車が海老名駅発着が基本形となることが明らかになりました。

また、新しく相鉄から発表された路線図では、JR線直通列車の種別が特急・各停となることが明らかになっています。

尤も、後述の変更があるため、西谷駅に止まらない急行と西谷駅以西各停の快速にはならないので、消去法で特急か各停しかありえないこととなります。

また、プレスリリース画像では、以前から話題となっていた無地緑文字の特急新宿行きの画像が使用されていることや、発表された路線図から、直通特急=緑・線内特急=オレンジとなる可能性が高いでしょう。

なお、JR東日本からもプレスリリースが出され、大宮方面の直通が朝ラッシュ時のみとなることが確実となったほか、湘南新宿ラインの一部が通過する恵比寿駅・西大井駅も全列車が停車となることが新たに明らかとなりました。

特に西大井駅の停車は意外と感じた方も多いのではないでしょうか。

特急・快速の停車駅変更

直通列車の乗り換え利便性確保のため、特急と快速を西谷駅停車に変更しています。

一方で、急行については今まで通り横浜駅〜二俣川駅ノンストップとなります。

新種別「通勤特急」「通勤急行」新設・いずみ野線特急廃止か

プレスリリース文章では、この新種別は主にいずみ野線用となっていますが、通勤急行の一部は海老名駅始発もあるとしています。

そして、この通勤特急・通勤急行については横浜駅発着のみとなります。

この両種別は、既存の朝ラッシュの特急・急行を二俣川駅〜鶴ヶ峰駅〜西谷駅停車とすることで、列車密度が最大となる通勤時間帯のこの駅間を平行ダイヤとする狙いがありそうです。

また、直通運転分の一部が西谷発各停となる分の救済的な色合いもありそうですね。

さらに、湘南台駅発の通勤特急と海老名からのJR線直通特急を二俣川駅で相互接続とすることで、朝ラッシュ時間帯の遠距離利用者の利便性を最大化しています。

また、参考資料より、いずみ野線の優等種別は通勤特急・通勤急行・快速のみとなっていることから、以前から乗車率の低かったいずみ野線特急は廃止となる見通しです。

プレスリリースから読み解く運行体型

最小限の文字数で記されているため、なかなかダイヤ推測は難しいプレスリリースです。

日中時間帯

日中のJR線直通は毎時2本程度と以前から伝えられています。

今回、JR東日本側のプレスリリースにはラッシュ以外2〜3本とされており、以前から報道されていた日中2本・夕方3本程度という数字そのままと思われます。

海老名・大和対新宿では、運賃や所要時間であまり勝ち目がないことから、各停にするだろうという見方が多くありました。

直通運転の最終形態である東横線乗り入れが本命で、品川方面直通という相鉄の希望を絶たれたJR直通に重きを置かないとすると、運転開始当初から特急は朝のみで、日中は各停になるのではないかという考えも定説となっていました。

しかし、今回、直通の特急の設置が明らかになったことが大きなポイントとなります。

「相鉄・JR直通線の開業により、横浜方面と都心方面の分岐駅となる西谷駅に、特急と快速が
停車することで、乗り換えの利便性向上を図ります。」という原文は、直通が各停とも特急とも断言していない歯切れの悪い
ものです。

特急だけでなく、快速列車も西谷駅停車となっていることから、JR線〜海老名駅の特急と、横浜駅〜湘南台駅の快速の相互接続としている可能性を考えることができそうですね。

また、急行は西谷駅通過で維持されていることから、これと合わせる形で横浜駅〜海老名駅の特急2本・急行4本・各停2本体制と、横浜駅〜湘南台駅の各停4本(全て二俣川で後続急行と接続)、快速2本という既存の有効列車本数がほぼそのまま維持となりそうです(湘南台方面特急のみ純減?)。

一方で、この場合は横浜駅〜二俣川駅という区間のみで区切って見た場合は有効本数が横浜駅ベースで(いずみ野線特急と合わせて)毎時3本という大幅な減少となります。

疑問が残るものの、本来あるべき姿である30分に1本の横浜〜海老名発着の各停を置き換えるのならば、これを西谷で分断して今まで通り二俣川駅で後続の特急・快速と接続をすれば十分であり、特急・快速停車の意義がありません。

そのため、当サイトでは日中に(需要とは少しズレた)特急を走らせる魂胆なのではないかと推測しています。

この辺りは別記事で詳しく考察予定です。

朝ラッシュ時間帯

先述のプレスリリースで大枠が記されています。

これについて、既存のダイヤと照らし合わせると下記の2パターンが推測できます。

・JR直通の毎時3〜4本は全て特急

・JR直通の毎時3〜4本は2本だけ特急・残りは各停

JR直通の毎時3〜4本は全て特急となる場合

現在の相鉄海老名駅基準での朝ラッシュダイヤは、6時台・7時台が毎時特急4本・急行8本の15分サイクルのパターンダイヤ、8時台は20分おきの特急3本を基本に急行・快速・各停が混在というダイヤとなっています。

この場合、最優等クラスはJR直通特急・相互接続のいずみ野線通勤特急というプレスリリースのニュアンス上、いずみ野線にも毎時4本の通勤特急が走ってしまうこととなり、通勤急行の新設も含めると大幅な白紙改正・本数の増加となってしまう点に疑問が残ります。

湘南台発は通勤特急も通勤急行もJR線直通特急に接続するという可能性はゼロではありませんが、そうだとするとプレスリリースの

JR直通の毎時3〜4本は2本だけ特急・残りは各停となる場合

この場合は、最優等クラスはJR直通特急・相互接続のいずみ野線通勤特急となり、これが30分に1本程度走りそうです。

既存の路線図に横浜発着の特急も存続していることから、現在の朝ラッシュ上りで毎時3〜4本運行されている特急の残りは横浜方面発着となりそうですね。

6時台・7時台に毎時8本運転されている海老名発の急行のうち毎時2本がJR直通の各停となる計算から、この急行枠がいずみ野線の通勤急行となると、西谷以東の数が合致してスッキリとします。

相鉄側では日中試運転が開始・12000系の並びも

7月に入り、6月末に深夜試運転が行われた新線区間の試運転について、日中にも継続的に行われています。

西谷駅の構造上、引き上げ線への行き来で本線を横断するものの、営業列車の合間を縫って行われています。

西谷駅では、横浜駅発着の列車が2,3番線を、直通線発着の列車が1,4番線を使う形で固定される配線となっているため、東側ではサムネイル画像のような同時入線・同時発車が見られる可能性もあります。

この他、試運転で活用されている12000系2編成が西谷駅1,4番線双方に並んでいる姿も目撃されています。

一方で、これらの試運転は相鉄乗務員が担当となる羽沢横浜国大駅までとなっています。

JR側の試運転はJRが担当するものと思われますが、JR側では日中・深夜合わせても入線確認・乗務員訓練が行われていません

これは、湘南新宿ラインのほか、品鶴線・東海道貨物線自体の運転経験がある乗務員も多いために、接続線・駅構内の確認のみで済むという事情も関係していそうです。

また、商業誌に記載されているダイヤでは、こちらもかなりの本数が計画されているようです。

JRの中でも新宿運輸区のみで担当する計画のようですので、E233系の編成数の余裕も生かして短期集中で行うのでしょうか。

JR側では車両増備が完遂して、疎開回送が頻繁に運転

JR側ではカワ132〜138編成の7編成が増備されています。

そのうち、カワ132,133編成については既存のE233系と共に埼京線運用にて見かけることができます。

それ以外の5編成については、品川駅(元・田町電車区)をはじめ、国府津・高崎に疎開されています。

国府津・高崎についてはE233系配置区なので面倒を見れる一方で、田町留置の2編成については5日に1日ペースで川越に戻っています。

このため、上野東京ラインを走るE233系7000番台がかなりの頻度で見られる状態となっています。

今回の直通に際して配置本数が大幅に増える川越車両センターですが、大規模な設備改修などは行われていない模様です。

JR東日本でよくある新造直後の疎開留置ですが、今までは一気に置き換えるためだったり、改造待ちなどの一時的な車両増が原因です。

しかし、今回はダイヤ改正以降も車両数は純増となるため、11月30日の直通開始ダイヤで新宿・池袋などの駅留置運用の増加となる可能性が考えられそうです。

田町は今も2編成が疎開しているので、もしかしたら新宿止まりの直通列車を大崎経由で品川に回送、もしくは羽沢横浜国大方面から直接品川に回送……という可能性も少なからず存在しますね。

久々の新線開業となりますので、両社の動きに引き続き目が離せません。

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画像元ツイート紹介

既存の定期列車と新線走行列車の並走という貴重な写真をPICツレさま(PIC:環境依存文字)からお借りしました。

末筆ながら御礼申し上げます。

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