【東武】まだ活躍中の8000系・ワンマン車置換は水面下で準備中?

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「私鉄の103系」と呼ばれ、私鉄の同一形式製造本数では最大を記録した東武8000系。

本線・東上本線からは退いているものの、未だに幅広い活躍をしています。

少しずつ数を減らす彼らの今後の動きを考えます。

8000系置き換えの歴史

1963年から1983年と20年以上に渡り712両もの大量増備がされた8000系。

修繕工事として前面形状や内装などが大幅にリニューアルが行われましたが、晩年に施工された車両はワンマン対応・短編成化が同時に行われたほか、後期の修繕車の一部も追加でワンマン工事を施工しています。

現在は東武アーバンパークライン(東武野田線)で6両固定編成が活躍するほか、各地でワンマン化改造施工編成が活躍しています。

東上線ではATC投入に合わせてワンマン車以外は撤退したほか、東武30000系の地上転用によって本線からも撤退しています。

野田線にも新型60000系による直接置き換えにより初期修繕車・中期修繕車といった経年車を中心に淘汰が進められていたものの、日比谷線直通系統置き換え専念のため、置き換えはまだ完遂していません。

ワンマン車については、後述の20400型による置き換えで東武宇都宮線で初撤退となっているほかは、運用減による余剰廃車のみとなっています。

20400型による置き換えがゆっくりと進行

現在製造が進められている東武鉄道の最新型70000系は、東京メトロ13000系と共通設計を採用、投入線区も東武スカイツリーラインの普通列車・東京メトロ日比谷線直通運用のみとなっています。

日比谷線内の急カーブに対応するための操舵台車の採用・東武鉄道では初となる7両固定編成といった独自色が強い形式ですので、他路線展開の可能性は低い車両となっています。

これらによって置き換えられた20000系列(20050型・20070型を含む)については中間車を中心に廃車を出しつつも、4両編成に短縮した上で20400型へのリニューアルを施工しています。

4扉車や経年の浅い車両を中心に再用しているものの、床下機器の構成から20050系3扉中間車に廃車が出ている一方で、20050系5扉車の3扉化改造も実施しており、外観では4形態が登場しています。

これによりまずは東武宇都宮線向け8000系ワンマン車4両8編成の置き換えを実施しました。

この20400型は最終的に22編成が投入されることから、4両14編成相当の置き換えをどこに充てるのか注目されています。

次のターゲットは東上線・越生線!?

東武鉄道が公言している内容としては、20400系の投入路線は日光線方面としており、こちらについては大きな変更はなさそうです。

真っ先に置き換えが始まった東武宇都宮線では既に全列車が20400系への代替を完遂している一方で、8編成の8000系を置き換えた後の9編成目以降についての動向は依然として明らかにされていません。

20400系の方向幕には東武日光・鬼怒川温泉などが収録されている一方で、6050系の中でも最初期改造の6152Fが最近定期検査を施工されるなど、新栃木駅以北への投入については依然として不明です。

一方で、南栗橋駅〜新栃木駅間では、10000系列の4両編成が活躍しています。

これらを置き換えることでワンマン化、余剰となる10000系列のリニューアル施行済編成を4両ワンマン運転を行なっている東上線小川町駅〜寄居駅間・越生線に転用するのではないかという推測をする声があります。

本線系統としては南栗橋駅から東武宇都宮線への直通運転で利便性向上・栃木駅〜新栃木駅間の列車本数削減・ワンマン化による乗務員人件費削減などのメリットがあります。

一方で、東上線系統としても11編成の8000系列の一掃により保守効率が大幅に向上します。

川越工場のキャパシティ都合で8000系の定期検査は南栗橋で施工を行なっており、この回送牽引のためだけに秩父鉄道ATSを搭載した初期車・8506Fを所有しており、この手間もなかなかのものでしょう。

編成数としても結構近い数字であることから、14編成のうち11〜12編成が10000系列の東上線転用、残りを6050系の増解結なしの運用を置き換えとするのが一番自然な動きとなりそうです。

ただし、10030型リニューアル車4両固定編成は現時点では9編成在籍ですので、10050番台へのリニューアル施工と転用など絡んだ動きとなる点に疑問も残ります。

他線区の8000系2両編成も置き換えを望むところですが、2両編成のリニューアル車は11201F〜11204Fの4編成しかないこと、他は10050番台となるため、まだリニューアルが始まっていないことを考えるともう少し先となりそうです。

70000系列の投入は今年度まで

20000系列の代替で投入されている70000系は本年度で増備を完遂するため、来年度以降は新製車を直接投入することが可能です。

真っ先に置き換えられそうなのは東武アーバンパークラインの8000系で、60000系投入再開をするのが手っ取り早いでしょうか。

その一方で、半蔵門線直通用に残存している30000系2編成の処遇が不明なほか、東上線でリニューアルを行わずに活躍している9101F・10000系4編成など、他社なら手を掛けているはずの世代の車両にもテコ入れが欲しいところです。

スカイツリー開業以来、何かと投資に積極的な東武鉄道。昔から30000系の東上線転用や、8000系の3両編成改造など、奇想天外な動きでファンを驚かせてくれています。

今後どういった動きに舵を取るのか、沿線内外のファンにとって大きな注目点です。

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コメント

  1. 井田清助 より:

    東武鉄道車両の譲渡の可能性もあるのでは…

  2. しつ より:

    9月に入って南栗橋~新栃木間の10000系置き換えが始まりましたね。
    ちなみにこの区間は最近4両固定編成よりも2+2両で運用されることが多いので、
    捻出される車両は4連より2両編成が先にでてきそうな気がしますね。