JR西日本の看板列車・新快速をはじめ各地で活躍をしている223系。
阪和線・関西空港線などで活躍する0番台に続いて1000番台についても更新工事の施工が明らかになりました。
気になる更新メニューとともに、今後の展望について考えます。
対象はA-SEAT続番のV5編成
今回更新工事が施工されたのは、4両編成のV5編成です。
2019年(平成31年)ダイヤ改正で登場した「A-SEAT」改造工事が施工されたV3,V4編成の続番の編成となっています。
経年と検査時期が重なったことからこの編成からの施工になったものと推測され、これはA-SEAT工事の対象にV3,V4編成が選ばれたのと同様の理由でしょう。
気になる工事の内容は?
207系や223系0番台などの同世代車両に施工が進んでいる更新工事と類似したメニューと推測されています。
前照灯(ヘッドライト)のLED化・後部標識灯(テールライト)をヘッドライトケースに移動、種別・行先表示機のフルカラーLED化、排障器(スカート)周りの強化が確認されており、1000番台の特徴であったテールライトが無くなってすっきりとした外観です。
223系0番台では少し無理やりな感じもあったライト周りですが、今回は元の形状がLEDライト形状と近似していたため、かなり自然な仕上がりとなっていて、ファンから人気の車両となりそうです。
このほか、現時点では明らかになっていないものの、車端部の補強材設置などが行われているものと思われます。
記事公開後の判明事項として、9号車にあたるクハのA-SEAT化はされていないほか、走行機器はそのままとなっており、特に採用事例の少なかった日立製IGBT素子VVVFインバーター(いわゆる2次タイプ)についてもそのままのようです。
今後は全編成に波及?他線区転用はされる?
207系・223系0番台同様、今後はこの形態へのリニューアルが積極的に行われるものと推測されます。
A-SEAT設置が更新直前であったV3,4編成を選定しているように、A-SEATの利用状況次第で4両編成の9号車に当たる先頭車はA-SEAT化の改造も並行して行うことを想定しているものと思われます。
ただし、今回のV5編成のように全編成が対象となるわけでもなさそうですので、今後の体質改善工事のメニュー変化にも引き続き注目が集まります。
そして、近年のJR西日本では、地方線区への新型車両の直接投入が積極的に行われています。
そもそも223系が継続使用でなければA-SEATは225系新製車で行えば良かったはずですので、当面は転用されずに継続使用・体質改善も編成単位での施工をするつもりなのではないでしょうか。
先頭車化改造が施工しやすい設計になっていると言われている223系列ですが、4両編成→2両×2編成、6両→3両×2編成、8両→2両×1編成+3両×2編成という改造も可能な構成です。
過去には岡山口=マリンライナーで2000番台中間付随車を使用した増結実績があり、これはJ編成を崩して無理やり増結したものでした。
利用客減少という建前で元に戻されてはいるものの、まだ混雑が続いているようなら転用する価値もありそうです。
ただ、これらの動きについては仕様の異なる点が大きい1000番台が巻き込まれる可能性はかなり低いでしょう。
こういった短編成化を伴う転用をしていくのか、現在のように直接投入が行われるのかは、2000番台以降が更新時期になった際のJR西日本の判断次第ですので今後に注目ですね。
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サムネイル画像引用;photolibrary
コメント
6月20日、たまたま阪和線で乗り合わせた223系2500番台クモハ2505ですが、
外観や座席は更新されていませんでしたが、Wi-Fiが設置されておりましたよ。
これから順次全車に設置されていくのでしょうかねぇ。
223系0番台更新車は設置されていなかったと思いますが…。