【ダイヤ改正2024】E2系運用減少か〜200系カラーJ66編成が定期運用終了へ

スポンサーリンク

2024年3月のダイヤ改正で「つばさ」併結「やまびこ」運用からの撤退が示されているE2系。

2022年に200系の原色を模した塗装となったJ66編成について、ダイヤ改正前日となる3月15日で定期運用から退くことが明らかになりました。

E8系とともにE5系も増備再開

JR東日本の新幹線は近年、北陸・上越新幹線をE7系、東北新幹線をE5系に代替を進めてきましたが、2022年度までは上越新幹線の車両統一が優先されておりしばらくE7系の増備が続いてきました。

2023年度はその動きが完結し、次のフェーズとなるE2系・E3系の代替としてE5系の増備・E8系の投入が進められています。

E5系は2023年度に50両=5編成の投入が計画され、U47〜U51編成が2023年度増備分として落成し既に営業運転で使用されています。

一方のE2系については2023年度に80両=8編成の廃車が計画されており、2023年3月改正にて代替されたJ54,J57,J59〜64の8編成が解体済となっています。

これにより2024年1月現在ではJ66〜J75編成の10編成が残存している状態となっていました。

2024年3月のダイヤ改正では山形新幹線の新型E8系が営業運転を開始するのとともに、ダイヤ改正と同時に山形新幹線併結の「やまびこ」の使用車両がE5系に変更されることが公表されています。

2022年に登場した200系塗装が運用離脱

JR東日本は1月18日にJR東日本びゅうツーリズム&セールスとの連名で「E2系200系カラー編成引退に伴う記念旅行商品の設定について」(外部PDF)として、鉄道開業150年・新幹線 YEAR2022の一環で登場した200系カラーをまとったJ66編成が2024年3月15日に定期運行を終了することを明らかにしました。

「引退記念旅行商品」は3月2日に盛岡駅を10時50分頃に発車し上野駅で折り返し、新潟駅に17時頃に到着する列車とされており、ほぼ各駅停車とすることで同編成に搭載された「ふるさとチャイム」が楽しめる内容となっています。

リリースは「定期運行を終了」としつつも「引退記念」と記されていること、旅行商品がダイヤ改正前に発売されていることを考えると、ダイヤ改正後に営業運転に就くことは想定されていないように見受けられる内容です。

このほか、E2系J69編成を使用している「Magical Dream Shinkansen」も3月末ごろまでとされており、2024年3月改正で運用数削減が実施されていることが容易に想像しやすくなってきました。

ダイヤ改正後のE2系の運用体系はどうなる?

E2系の定期運用数は7運用となっていますが、6000番台のいわゆる“準定期列車”が2運用相当設けられています。定期運用のうち1運用はスタンバイ予備・検査等を目的としたものとなっていますので、実態としては常時8編成が稼働・臨時列車の設定次第で9〜10編成が運用される状態となっていました。

2024年3月改正以降は従来E2系が担ってきた「つばさ」併結のこれらの運用がE5系に移管されるため、現在はE5系が使用されている列車のうち最高時速275km/h運転で対応可能な「はやて」「やまびこ」「なすの」のうちの一部がE2系の運用に戻されることが確実な状態です。

E5系が5編成投入済みとなっていること・2023年改正以降に除籍されたE2系はE7系投入で淘汰されたことを考えれば、単純に5編成程度のE2系を代替可能な計算です。

2010年12月の新青森駅延伸向けに増備されたフルカラーLED・コンセント付きのE2系J70〜J75編成を通常期に使用し、J66〜J69編成は最繁忙期の臨時列車用として一部が残存するか全淘汰か……程度の構成となることが想像しやすい展開です。

2022年度までは検査期限が近づいて定期運用を避けていた編成を最繁忙期のみ使用する動きもありましたが、2023年度はE5系の搬入時期が年度内初めに集中していたこともあり、類似した動きは見られませんでした。

近年の運用では、最繁忙期にE5系の運用を計画的に“代走”とする構成も見られましたが、この際には主に「なすの」とその関連運用が選定されています。

経緯は明らかにされていませんが、最繁忙期に混雑が見込まれない列車・E5系+E6系の輸送力の捻出という本来の趣旨のほかにも、輸送障害時に最高時速320km/h運転が可能なE5系を「やまびこ」へ優先的に使用することや、E2系の走行距離を抑制することでダイヤ改正まで検査期限を保つ効果なども含んでいそうです。

ファンとしてはダイヤ改正後に盛岡「やまびこ」や最繁忙期の「はやて」臨時列車での活用にも期待したいところですが、これまでの傾向を考えると「なすの」と入出庫の仙台駅発着の「やまびこ」程度の活躍となりそうです。

山形新幹線も2024年3月改正時点にて、2005年に投入されたE3系1000番台L53編成、同世代のR編成を改造して転用されたL54,L55編成の淘汰が優先されることが想像しやすく、2008年から2010年にかけて投入されたE3系2000番台の代替がその後に開始される展開となりそうです。

2024年3月改正で「全ての列車でコンセント設置」とダイヤ改正のPRポイントになりうる内容に触れられていない点、少なくともE2系J69編成が3月末ごろまで使用されることが公表されているように、ダイヤ改正直後の段階では少なくともE2系使用列車の一部、場合によってはE3系使用列車の一部にもコンセントなしの列車が残ることも想像されます。

最繁忙期の1つであるゴールデンウィークの臨時列車ではE2系もしくはE3系のコンセント非設置車両が残存していたとしても、E5系・E8系の増備進行とともに真っ先に置き換えをする展開となりそうです。

例年であればもう少しすると労組資料から2024年度の新幹線新製・廃車両数が判明することが多く、2024年度はE8系の投入を優先するのか、それともE5系の投入も並行させてまずE5系の投入を完遂させるのか……つまり新製・廃車両数が明示されればE2系の引退時期がほぼ読み取れるようになりそうです。

過去関連記事

コメント