JR四国では、高知出身の絵本作家やなせたかしさんにちなんで、やなせさんが生み出した人気キャラクター「アンパンマン」をモチーフにした列車を走らせています。そのうちの1つ「瀬戸大橋アンパンマントロッコ号」が、2019年2月2日(土)から3月3日(日)まで京都鉄道博物館で展示されています。今回は、その初日の様子をお伝えします。
「瀬戸大橋アンパンマントロッコ号」について
子どもたちに大人気!東日本大震災の被災地を走ったことも
「瀬戸大橋アンパンマントロッコ号」は、JR四国瀬戸大橋線を走る観光列車です。運行区間は高松・岡山間、琴平・岡山駅間。グリーン車とトロッコ車の2両編成で、トロッコ車を利用できるのは坂出・児島間と琴平・児島間です。
運行日は土日祝日と夏休みならびに春休み期間です。全席グリーン指定席で、店員は48席。グリーン車トロッコ車ともにアンパンマンのラッピングがほどこされていて、内装もアンパンマンでいっぱいです。また、小さな子どもを連れたファミリーが使いやすいよう、おむつ替えなどに使う多目的室やベビーカー置き場、子どものための本棚やグッズ販売コーナーなども設置されています 。
子どもに人気のキャラクターをテーマにした列車であることから、ファミリー人気はとても高い列車です。東日本大震災翌年の2012年3月には、被災地の子どもたちを励ますため被災地まで出向き、東北本線、釜石線、大船渡線など9線区を走ったこともあります。
京都鉄道博物館での展示は初めて!
京都鉄道博物館には、本館1階車両工場コーナーに引き込み線があるためしばしば現役車両が回送されて展示されます。今回、瀬戸大橋アンパンマントロッコ号が展示されるのもこのコーナーです。瀬戸大橋アンパンマントロッコ号の展示は、京都鉄道博物館では今回が初めて。また、JR四国に所属する車両が展示されるのも今回が初めてです。
「瀬戸大橋アンパンマントロッコ号」京都鉄道博物館入線シーン!
2019年2月2日、瀬戸大橋アンパンマントロッコ号の入線シーンが報道陣・一般入場者に公開されました。その様子をご紹介します。
入線シーンを待つ入場者のみなさんです。今回は子どもに人気のキャラクターの列車であるため、鉄道ファンに加えて小さな子ども連れの方も多くいらっしゃいました。
引き込み線の扉が開き、待機している瀬戸大橋アンパンマントロッコ号が見えました!子どもたちから「アンパンマン!」と歓声が上がります。
子どもたちの「出発、進行!」の声に合わせて、ゆっくり瀬戸大橋アンパンマントロッコ号が動き出しました。
歓声を上げる子どもや、夢中で写真を撮る保護者の方々の前を悠々と入線してくる瀬戸大橋アンパンマントロッコ号。
無事、入線完了です。鉄道ファンの方々はもちろん、お子さんと記念写真を撮るお父さんお母さんなどで列車の周囲は大賑わいでした。
瀬戸大橋アンパンマントロッコ号の内装を見学!
瀬戸大橋アンパンマントロッコ号は、内部も見学できます。そこで、内部のみどころをいくつかご紹介します。
客車内部
客車内部はソファ席です。アンパンマンとバイキンマンが仲良くお迎えしてくれます。小さなテーブルが備え付けてあるのが便利そうですね。お弁当やお菓子、飲み物なども安心して広げられます。
広々としたベビーカー置き場。あかちゃんアンパンマンとあかちゃんバイキンマンが描かれているのが可愛いですね。
天井には、ジャムおじさんやバタコさん、かびるんるんが空を飛んでいるイラストが。子どもが楽しめる絵があちこちに描かれています。
トロッコ車内部
トロッコ車の内部です。座席は木製のベンチ、床も木製です。
座席の背にはアンパンマン、バイキンマン、ドキンちゃんたち人気キャラクターがいます。
車内には床窓が2ヶ所あり、線路の様子などを見ることができます。人気キャラクターが窓を覗き込んでいる絵がユニークです。
トロッコ車内には記念撮影コーナーがあります。アンパンマンの両脇のベンチに座って記念撮影をしているファミリーがたくさんいました。
「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」「スタンプラリー」も同時開催
瀬戸大橋アンパンマントロッコ号展示期間中は、「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」と「スタンプラリー」も開催されています。
「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」は本館2階の企画室にて開催されています。瀬戸大橋アンパンマントロッコ号以外のアンパンマン列車やその歴史が紹介されていて、見ごたえがあります。
「アンパンマン列車だいしゅうごう!スタンプラリー」は、瀬戸大橋アンパンマントロッコ号が展示されている本館1階車両工場エリアと、「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」が開催されている本館2階企画展示室でそれぞれスタンプを集めるもの。専用台紙にスタンプを押した後は、必要事項を記入して応募すると抽選でアンパンマンのおもちゃが当たります。
このほか、2019年2月16~17日、23~24日は本館1階車両工場エリアでアンパンマンのお弁当も限定販売されます。アンパンマンと電車が好きなお子さんがいらっしゃる方は、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
今回のイベントまとめ
最後に、瀬戸大橋アンパンマントロッコ号の展示や関連イベントの日程等についてまとめておきます。ぜひ、参考にしてください。
瀬戸大橋アンパンマントロッコ号の公開
期間:2019年2月2日(土)~3月3日(日)
※3月3日の開館中に瀬戸大橋アンパンマントロッコ号は搬出される予定です。時間によっては見られない可能性もあるので、確実に見たい場合は3月2日(土)までに見学されることをおすすめします。
会場:京都鉄道博物館 本館1階「車両のしくみ/車両工場エリア」
「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」「アンパンマン列車だいしゅうごう!スタンプラリー」
期間:2019年2月2日~3月3日
会場:京都鉄道博物館 本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアならびに本館2階企画展示室
アンパンマン弁当の販売
水筒付きの「アンパンマン弁当」と「げんき100ばい!アンパンマン弁当」の2種類が販売されます。いずれも数量は1日50個限定で、売り切れ次第販売終了となります。
期間:2019年2月16日(土)17日(日)23日(土)24日(日)
販売時間:10:00~15:00
場所:京都鉄道博物館 本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリア
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