【衝撃】相鉄直通で「特急」登場?E233系の形態や種別の話題7選

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山手線に最新型車両E235系が登場した後も、相鉄直通や中央線グリーン車などで現在も製造が続くE233系。

国鉄103系以来の大量増備となったE233系ですが、細かい形態差があったり、意外な歴史があるなど、掘り下げると楽しい形式ですね。

気になる種別バリエーションなど、E233系の面白い点を色々な角度で掘り下げていきます。

最初に製造されたのはE233-1ではない!?

博物館などで保存される車両は、量産先行車や試作車、トップナンバーが多いですね。

気づけば登場から10年以上経過しているE233系ですが、209系950番台→現在のE231系900番台のような試作車としての番号は存在せず、いきなり量産となっています。

その量産車ですが、最初に製造されたのはなんと末尾43の車両が含まれるH43編成です。

これは、42編成製造予定だった10両貫通のT編成にトップナンバー〜42を割り当てて、続番から分割編成、さらにその後ろに青梅・五日市線向け青編成という通し番号を設定していたためです。

他にも変わった番号付けが存在

このE233系ではユニットごとの番台区分で末尾をなるべく揃えてみた一方で、0番台では分割編成の先頭車などが揃い切っていません。

これの原因は、H編成で中間に入る電気連結器付きの先頭車を501番から割り振ったことに起因します。

4両編成側の電動車ユニットも予備パンタを儲けた独自形式の600番台が付与されているため、H編成だと6両の末尾は編成番号、4両の末尾はH編成での番号となっています。

E233系初期はかなりの大量投入がされたため、製造場所と納車順の都合で入籍日と番号が数ヶ月程度前後している場合がありますが、これは他形式や他編成でもたまにある事例ですね。

この付番規則と編成構成は5000番台の分割編成にも継承されているものの、偶然にも貫通編成の製造本数が21本→20本に減らされたために、1の位が揃っているために見落とされがちです。

3000番台の欠番の謎とは?

3000番台では仕様が異なる初期製造の2編成のために欠番を出して対応しています。

こちらはE231系では国府津・小山で既存車に合わせた仕様分けをしており、編成構成やトイレ設置号車が異なっていたものを、初期車が継承したことに起因します。

小山では5両単位で組成される211系1000,3000番台に倣った1,6,11号車、国府津では211系0,2000番台に倣った1,10,11号車という順序をE231系ではそのまま維持したほか、それぞれの線区の211系のパンタグラフ位置になるべく近づけることでエアセクション対策も考えられていました。

国府津向けに最初に製造されたE01+E51編成、その後追加されたE02+E52編成では国府津所属のE231系の仕様をそのまま継承したため、普通車のトイレが1,10,11号車とされていました。

しかしながら、上野東京ライン開通が具体化してから211系置き換えのために製造されたそれ以外の編成では、小山・国府津の仕様共通化のため、普通車トイレを1,6,10,11号車と増やす形で対応することとなりました。

この際には6M4Tで先頭車・グリーン車以外電動車しかないE233系ではトイレ付き電動車を設計、重量バランス等の調整のために編成構成が見直され、これによりモハE232-3800番台が登場したものの、末尾は既存車に合わせています。

このため、モハE232-3801,モハE232-3802は欠番となっています。

ちなみに、ほかの前後製造の車両についても不思議な区分があり、E231系近郊型の細かすぎる番台区分を設定してみたり、山手線のサハE231系6扉置き換えサハではラストナンバーから逆順で製造してみたり、とにかく番号付番の新規則を模索していた印象です。

E233系には近郊型も通勤型もない!?

中央線向けの0番台では、通勤型と近郊型を統合した一般型というカテゴリとなりました。

当時のファンからは、中央線は通勤区間と高尾以西や青梅線などの近郊区間があるよね〜と言われていましたが、その後登場した京浜東北線向け1000番台から東海道線・高崎線・宇都宮線向け3000番台も全て「一般型」とされています。

尤も、中身は番台区分で多く異なる点があるために形態は複雑になりましたし、もはや2000番台に至っては車体が専用設計ですが、E231系よりも基本設計という点で共通化が進んでいます。

E233系からE235系ではドア帯や付番法則など、引き継がれていない面も数多く存在しているものの、この基本構想は引き継がれています。

3000番台の運用範囲の広さが凄すぎる!

東海道線・宇都宮線・高崎線=上野東京ライン・湘南新宿ライン系統で活躍している3000番台ですが、上野東京ライン開通後は小山・国府津の車両センターから縦横無尽に走る運用となり、運用範囲は複雑多岐になりました。

栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・神奈川県……パッと思いつきやすいだけでもこれだけのエリアがありますが、実際には熱海駅とそれ以遠は静岡県東部を走行しているほか、宇都宮線古河駅周辺は茨城県を走行しています。

定期運用だけで1都6県を制覇しています。

臨時列車では東京ディズニーリゾート向けの団体臨時列車で京葉線を走行しており、千葉県への乗り入れ実績が存在します。

一方で、JR東海方面直通の団体臨時列車で稀に沼津駅以西を走行することがあるものの、さすがに浜松止まりで愛知県にはたどり着かずですね。

これは他形式でも存在しますが、新津車両製作所で作られた編成は配給輸送前に新潟県を走行して試運転をしています。

新造時の甲種輸送を除いた、自走したことがある都道府県の数はトップクラスで、113系・115系の正統後継者らしい活躍っぷりですね。

直流電化区間で残されていて、ぜひ臨時運用に期待したいのは中央線でしょうか。

山梨県・長野県だけは乗り入れた経歴を持っていないものの、耐寒装備や乗務員訓練の必要のなさ、同じ湘南色の213系との並びなど、中央線を走っていても違和感が少ないのではないでしょうか。

毎年夏の花火大会では同じ横浜支社の南武線用8000番台を諏訪エリアで活躍している実績がありますので、0番台が改造工事で忙しいここ数年で3000番台貸し出しが実現する可能性に期待したいですね。

種別バリエーションが豊富すぎる!

今回の相鉄直通では、特急の充当可能性が極めて高くなってきました。

しかし、ダイヤ乱れ時の対策として相鉄線内種別である急行・通勤特急・通勤急行・快速をどこまで収録するのかは、現在も不明なままです。

現在まで見られる種別を番台別におさらいします。

なお、0番台以外でも無表示は出力可能ですが、現在は普段使用しないので割愛しています。

0番台

中央線系統
中央特快
青梅特快
ホリデー快速
通勤快速
快速
各駅停車
無表示
1000番台
京浜東北・根岸線
快速
各駅停車
2000番台

常磐緩行線と乗入先
急行
準急
通勤準急
各駅停車(2色)
(多摩急行)
3000番台

湘南新宿ライン
上野東京ライン系統
特別快速
快速
快速アーバン
快速ラビット
快速アクティー
普通
5000番台
京葉線と直通先
通勤快速
快速
各駅停車
6000番台
横浜線・根岸線
快速
各駅停車
7000番台

埼京線と乗り入れ先
通勤快速
快速
各駅停車
相鉄各停の色は?
直通の特急?
橙色の特急??
通勤特急??
急行??
通勤急行??
相鉄快速は同色??
8000番台(8500番台)
南武線
快速
各駅停車

相鉄の全種別を収録すると、かなりの数になりますね。

兄弟車両の小田急4000形・都営新宿線10-300形・相鉄11000系などを含めると、相鉄の種別増加もあって更に多くの種別が見られますね。

最強の異端児ナハN36編成とは?

南武線は支線以外あ1形式で統一されていてシンプルと思われがちですが、最強の異端児N36編成の存在はご存知でしょうか。

編成番号ラストナンバーであるにも関わらす、製造年度はN1編成より6年以上古い珍車です。

これは、南武線の増発の結果、置き換えられずに残留していた209系2200番台のラスト1編成を、青梅線系統の日中減便で捻出した青670編成を転用することで解消した計画変更に由来します。

0番台のラストナンバーを転用したのは、0番台の番号飛びを防ぐことと、南武線現役車との経年差を減らすことが主な経緯と推測できますね。

E233系ならではの汎用性を真っ先に発揮した編成であり、E233系の転用事例としては現状唯一です。

この編成は0番台の6両編成がベースですので、当時は4両編成を頻繁に従えていました。

0番台時代の元番号に全車両とも+8500をしたため、1形式1両ながら、末尾は70と28という不思議な形式となりました。

500番台の最大のアイデンティティである電気連結器の使用機会を失った彼ですが、500番台のラストナンバーである末尾28を掲げ、電気連結器も健在です。

大きな違いとして、外観としては0番台譲りの列車番号を行き先表示器に収める方式が採用されていること、半自動ドアボタンの跡が残っていること、内装が0番台ベースであることが挙げられます。

また、8000番台と形態差があるものの、0番台と仕様が近いというメリットを逆手に取って、中央快速線201系時代から継続されている、毎年夏2回の諏訪地区の花火臨に積極的に登板しています。

過去には普通の8000番台の使用実績もあるものの、この編成の転用以降はN36編成の登板頻度が明らかに高く、0番台生まれの強みを最大限に生かしています。

登場当初は座席モケットも異なっていましたが、2018年に営業の合間に少しずつ交換が行われ、現在は背もたれ部分の端っこに元の生地が見られるのみとなっています。(8/5加筆)

もう1つの珍車・青661編成

青661編成は、踏切事故にて大きな損傷が発生したため、6両中5両が代替新造(車籍はそのままの修理扱い)となっています。

こちらは、生まれが川崎重工だったものの、代替新造は新津車両製作所にて行われました。

このため、製造名が連名となっているだけでなく、両者の大きな違いである製造方法により、雨樋高さなど車両構造に大きな違いが発生しています。

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コメント

  1. K より:

    8500番代N36編成ですが、現在ではモケットも他の編成と揃えられています。
    あと、文章がおかしなところがあったので、訂正お願いします。

    • ときぱて より:

      Kさま

      閲覧・コメントありがとうございます。
      2018年に交換が少しずつ進んでいた件の加筆と、誤字訂正をさせていただきました。