【JR東の描く近未来】もはや観光地?高輪ゲートウェイ駅・泉岳寺乗換も便利

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品川駅周辺の再開発の一環として2020年3月14日に新規開業した高輪ゲートウェイ駅。

山手線久々の新駅ということで既に各メディアが大きく報じており、注目度の高さが伺えます。

都営浅草線・京急線の泉岳寺駅への乗り換えが意外と便利でしたので、こちらも併せて紹介します。

ガラス張りの開放感

高輪ゲートウェイ駅は、田町車両センター再開発の一環として2020年3月14日に開業したJR東日本の新駅です。

一連の再開発をJR東日本グループが手がけるビックプロジェクトの目玉施設となっており、あらゆる設備にJR東日本の本気度を感じさせられる駅舎となっています。

副都心線・東急東横線渋谷駅など、最近の駅のトレンドである吹き抜け構造ですが、ガラス張りの駅舎と相まってかなり魅力的な空間となっています。

駅構内では、山手線・京浜東北線の両路線が行き交う姿を俯瞰で見ることが出来るため、多くの利用者が思わずカメラに収めていました。

見渡せる電車はこの2系統だけではなく、この高輪ゲートウェイ駅自体が田町車両センター再開発の一環で用地捻出をした背景から、この駅からは品川駅電留線に停泊する上野東京ライン系統の車両が一望出来ます

常磐線特急で活躍するE657系や置き換えが進められている踊り子号の185系、さらには寝台特急サンライズ出雲・瀬戸も停車しています。

鉄道好きなお子様がいらっしゃる親子連れの皆さんには、JR東日本の通勤形・特急形・さらに東海道新幹線も一望できるスポットとなりますので、新たな人気スポットとなること間違いなしですね。

駅撮りをする場合にも滑らかなカーブとなっていて人気のポイントとなりそうです。

特に注目された“AIさくらさん”緊急メンテナンスも

高輪ゲートウェイ駅の特徴としては、最新のIT技術などを駆使した案内装置・清掃ロボットなどが多数設置されることが挙げられます。

JR東日本では昨今、乗務員・駅員数の削減を最新技術と組み合わせることで進めており、この高輪ゲートウェイ駅の取り組みもこの一環と考えられます。

そのなかでも話題を集めたのが、案内用デジタルサイネージ“AIさくらさん”でした。

案内機能の豊富さという本来のスペックの高さではなく、髪を掻き分ける女性らしい仕草が取り込まれていたり、“さくらさん”への個人的な質問へのレパートリーの多さが用意されていたりという点について、変な注目を集めてしまいました。

この“AIさくらさん”ですが、実験的に複数メーカーが手掛けたうちの1つで、ウェブ制作会社「ティファナ・ドットコム」が開発しています。既に企業のウェブサイトなどでも実績があり、その活躍範囲はかなり広くなっています。

横に設置されたJR東日本子会社制作品が男性駅員をモデルとしたシンプルな機能・実用品だったこともあり、男女で違いがあるのは……という点で一部の層から思わぬバッシングを受けることとなりました。

人間味を出すことで親しみやすさを感じさせるというアイデアはこういったシステムでは王道ですし、私の訪れたメンテナンス中の日には、上記の話題を踏まえて操作してみたかった……という声も複数聞こえてきました。

このシステム自体、既に他の駅・鉄道会社・商業施設など300社以上で幅広く活躍しているシステムで、最大で12か国語に対応しています。

遊びごころのある返答レパートリーの多さはAIのシステムレベルの高さの指標の1つと言われており、Apple社のSiri・Google社のGoogleアシスタントなどの回答が面白いと話題を集めたのも同様です。

これにキャラクターイラストを組み合わせただけでこれだけ賛否が分かれてしまうのも、まだまだ人類が最新技術である人工知能への理解が追いついていないのでしょう。

“AIさくらさん”自体は様々な案内やWEBサイトでも操作することが出来るので、賛成派も否定派もまずはその性能・機能の高さを感じて欲しいところです(筆者が訪れた日は不運にもメンテナンスをしていましたが、東京駅の実証実験時や横浜の相鉄ジョイナスなどで数回使用しています)。

挑戦的なものには批判も付きものですが、これからもその実績とスペックの高さを活かして広い用途での活躍に期待したいです。

泉岳寺駅への乗り換えは5分ちょっと!使い方次第で便利かも?

高輪ゲートウェイ駅は今のところ観光地状態ですが、駅としての使用用途としては都営浅草線・京急線の泉岳寺駅への乗り換えが挙げられます。

特に都営浅草線とJR線の乗り換えは意外と不便で、京急線品川駅から直通運転を使用すると京急線・都営地下鉄双方の初乗り運賃が発生するという状態でした。

都営浅草線は地下浅いところを走っており、空港アクセスの他にも幅広い用途があります。

また、反対に京急線方面への利用についても、泉岳寺駅始発列車を狙うことで着席チャンスを増やすことが出来ます。

ファンに人気の2100形使用の列車については泉岳寺駅始発がほとんどですので、この乗り換えは潜在需要も大きそうです。

泉岳寺駅〜高輪ゲートウェイ駅を歩いてみた

今回は泉岳寺駅→高輪ゲートウェイ駅の道順で紹介しています。

逆方面も同様の経路となるので所要時間計測をしましたが、駅の敷地対駅の敷地で4分弱・改札対改札で5分30秒ほどでした。

泉岳寺駅側は両端に改札口がありますが、最寄り出口はA1出口側です。

そのため、都営浅草線の西馬込側・京急線三崎口側の先頭車両が最寄りとなります。

南側の改札口を出て左手のA1出口を進むこととなりますが、改札口に1つ・道中に1つ・階段を上り切って1つ案内が出ていますので、迷子になることはなさそうです。

A1出口を出てすぐの交差点の信号を渡らずに東側に向かえば電車が行き交う高輪ゲートウェイ駅を見ることが出来ますので、あとは道なりに進むのみとなります。

逆方面への乗り換えでは階段・エレベータを降りてすぐ・交差点で一瞬迷うかもしれません。

階段・エレベーターを降りたタイミングでは品川駅への歩き方も併設されているので、泉岳寺駅は案内板通り北側に進むこととなります。

交差点では、横断歩道を渡った斜向かいのA2出口より、死角になっているA1出口の方が近い点だけ留意すれば大丈夫です。

また、高輪ゲートウェイフェスト(Takanawa Gateway Fest)がオープンすればこれを突っ切ることが出来るので、もう少し時間短縮になりそうです。

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