【リニア鉄道館】N700系X0編成展示へ・入替で解体!?各社の保存姿勢

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次世代の試験車、N700S系J0編成にバトンを渡す形で退役したN700A系X0編成。

多くのファンの期待通りリニア鉄道館入りとなりました。

その一方で、展示車両の整理も行われることとなっています。

各社の展示車両入れ替えの考えも考察していきます。

展示車両入れ替えの概要

今回の展示車両入れ替えでは、いままでJR東海が所有していた新幹線各型式に並ぶ形で、N700系の先行試作車で、最後まで営業運転に就くことのなかったX0編成がなんと3両保存されることとなります。

場所は現在117系が3両ありますが、これを1両として、建物内のクロ381を置き換える形で収蔵されます。

溢れた117系の残り2両とクロ381は展示を終了するとしています。

立地上増築も困難・より価値のある車両が出てきたら解体

今回展示終了の3両は、その後については触れられていないものの、700系により置き換えられた300系量産車の例を考えると展示復帰の可能性どころか維持されるかどうかすら怪しい状態です。

特にクロ381は最後の残存車であり、383系の設計思想に大きく影響を与え、JR東海としての技術・サービス発展になくてはならなかった車両でしょう。

必要性がなくなったら展示を終了してしまうJR東海のやり方には賛否が集まっています。

やはり趣味者としては残念です。

他方、そんなビジネスライクなJR東海のやり方も、あの会社らしい……と言ってしまえばそれまでかもしれません。

そもそも、ここは「博物館」ではない、JR東海のPR施設であって、看板の新幹線やリニアを紹介するのが主たる開設背景だと思えば、当然の動きともとらえられます。

むしろ、JR東海さんの経営思想とは少し毛色の違う施設をここまでの規模で作ったことや、関西圏でもたくさん走る117系を3両も保存していたこと自体が「らしくない」と思えば、仕方のない動きなのかなと捉えることも出来るでしょう。

展示車両入替から考える各社の鉄道車両保存の考え方

JR東~鉄道博物館増築する一方で、解体も多数

JR東日本では大宮に鉄道博物館を運営しています。

こちらはオープン以来着々と展示車両を増加させるために敷地面積も増加しています。

……とここまでならば明るい話題ですが、展示車両から漏れた長期保存されていた301系電車やEF80形電気機関車などの保存車の一部が一気に解体された過去もあります。

また、元京葉線の103系を水玉模様で塗装した際には賛否両論となっています。

この他にもお子さま向けの展示に注力しすぎている節があり、アミューズメントパークのような展示で、JR東海とは異なる形でビジネスの香りがしているところが気がかりです。

尤も、採算が出せなければ鉄道車両保存は出来ませんので、一つのやり方としてはアリともいえそうです。

JR西~広大な土地を生かした独自の展示方法

JR系列で最も頑張っている会社としては、京都鉄道博物館を運営するJR西日本の存在が挙げられます。

梅小路の系譜と、元操車場という立地を武器にSLの動態保存をしています。

保存車両のラインナップも王道を攻めていますので、鉄道趣味の大人が一番楽しめる施設かなと思います。

最近では現役の車両を入れ替わりで展示するという形態で注目されています。

展示から漏れてしまったEF64 1号機など若干の解体例はありますが、他社に比べれば頑張っていると言えるでしょう。

東武鉄道~博物館所有の動態保存編成という新たな活用

東京スカイツリーの開業以降、今までのイメージを払拭する新しい取り組みを続ける東武鉄道。

東武東上線で活躍していた8000系の原型顔の8111号Fを編成単位で博物館所有・動態保存という形態にして大きな注目を集めました。

活躍の機会は最近少し減っているものの、まだまだ現役時代を彷彿させる貫禄です。

また、このやり方はSL大樹運行開始の際にも行われていますね。

小田急電鉄~ロマンスカーミュージアム建設の一方で……

小田急電鉄は、以前から鉄道車両保存に熱心で、歴代ロマンスカー全形式が形を残しているという力の入れようです。

今までは車庫でのイベントのみの公開でしたが、現在ロマンスカーミュージアムの建設が進められており、今後は彼らの雄姿を拝むことができます。

一方で、小田急についても博物館漏れをしてしまった車両が、現役車両数の増加に伴って解体が順次進められて話題となっています。

賛否ありますが、私鉄の中では比較的保存には熱心と言えるでしょう。

中小私鉄各社~近年の維持費増加で解体・引退のニュースが相次ぐ

中小私鉄では、ここ数年、動態保存車両の引退・静態保存車両の解体といった悲しいニュースが相次いでいます。

近江鉄道の貴重な機関車群や高松琴平電鉄のレトロ電車、奇跡の復活をした伊豆急100系、秩父鉄道など、ここ最近は異常なペースで解体・引退といった悲しいニュースが続いています。

ここ数年保存車両の解体が進んでいるわけ

これには諸説ありますが、主にアスベスト対策や安全対策など、従来からの固定資産税に加えた新たな費用負担が出ているようで、特に中小私鉄にとってはかなりの負担となっていることが推測されます。

さまざまな生い立ちの資料性の高い車両たちですので、地域の観光施策などと組み合わせる形や、沿線内外のファンからの支援でその街を駆け抜けた車両を保存するなど、新たな形での保存でない限り、JRや大手私鉄以外の車両が保存される可能性はかなり低くなってきていると言えるでしょう。

大手の鉄道会社でさえ貴重な車両がどんどん解体されている現状、趣味者の支援などの新たな方法の模索が必須といえるでしょう。

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