【千葉ローカル】新型E131系R01,R02編成が京葉車両センターへ

スポンサーリンク

7月16日に新潟エリアで試運転を実施して大きな注目を浴びたE131系。

21日には新潟車両センターから京葉車両センターへ配給輸送(機関車牽引での輸送)が実施されています。

車両概要をおさらいしつつ、E131系の製造や輸送を巡る気になる点をいくつか考察していきます。

房総エリアの世代交代とワンマン化

千葉エリアのJR線は、東京直通の総武線快速電車・京葉線の車両のほか、県内ローカル各線完結列車用に209系2000,2100番台が運用されています。

京浜東北線の209系0番台に機器更新などを施したグループですが、彼らの代替は同数の他系列とはならず、利用者が比較的少ない外房・内房線の南部と鹿島線については2両編成の短編成ワンマン化を実施することとなりました。

今回登場したE131系はこの運用を中心に活用される車両です。

車両の詳細は別記事で紹介していますので、併せてお読みいただけると幸いです。

なお、JR東日本では最近新しい顔ぶれが相次いで登場しており、2020年度は既に新しい区分としてE235系1000番台やGV-E400系秋田車・改造車ではE257系2500番台が登場していますが、完全な新形式は2019年度のE261系“サフィール踊り子号”以来となります。

E235系1000番台と並行製造

JR東日本では、2020年6月に横須賀線・総武線快速電車向けの新型車両・E235系1000番台が登場しているものの、現時点では基本・付属各2編成体制です。これから本格的に量産……と思われた矢先にまた新形式の製造を実施しており、2020年度は房総半島向けの両形式が総合車両製作所(J-TREC)新津事業所にて並行製造される格好となりそうです。

同所では過去にも新潟エリア向けのE129系と首都圏向けのE233系が並行製造されていたほか、私鉄向け車両も時折製造していましたので、作業工程としては特段支障がないのでしょうか。

最終的には多数の車両はE233系の転入により賄われることが組合発表などから読み取れるものの、新造2形式が新たな千葉の顔と言っても差し支えなさそうです。

輸送先は一旦京葉車両センター

今回登場したE131系は総武線沿線の幕張車両センターに配属されますが、今回の配給輸送では高崎線から武蔵野線・京葉線を通って京葉車両センターが終着となりました。

幕張車両センターへの経路としては、武蔵野線から”馬橋支線”と呼ばれる貨物線を経由して金町へ、そこから“新金線”を経由して新小岩操車場へ。そして総武線に入る……という経路が考えられます。総武線経由で鹿島までの貨物列車が毎日運行する経路で、過去のJR東日本の配給輸送でも実績が多数ありました。

この新金線を経由して輸送する場合、配線の都合上、新小岩操車場にて機関車を反対側に付け替える”機回し”を実施する必要があります。

今回の京葉車両センターへの輸送(のちに自走回送)という方法は、この機回しを避けることが狙いと考えられます

同様の経緯からか、幕張車両センター所属のE257系500番台の転用・機器更新の秋田総合車両センターへの入場配給列車も京葉車両センター始発で運行されていました。

ちょっとレア?パンタグラフ下げて配給

今回の配給輸送では、被牽引側となるE131系のパンタグラフは下げた状態で輸送されています。

貨物列車として運行される甲種鉄道車両輸送はもちろん、JR東日本管内で多く運行される配給輸送でも、異なる電源を走行する場合(直流形電車を交流電化区間で輸送する場合など)などは機関車から電源供給をするためパンタグラフは降下した状態で運行されます。

一方で、全区間が直流電化となっている総合車両製作所(J-TREC)新津事業所にて製造された車両の首都圏への配給輸送では、パンタグラフを上げて自身にて電源供給をするスタイルが一般的でした。

今回だけの措置なのか、この形式の設計上の独自都合なのか、今後はこのスタイルが一般化するのか。

撮影する画角によっては意外と目立つポイントですので、今後の輸送で注目したいところです。

かなり余裕を持った登場

組合発表・車両仕様から2021年3月改正時点ですぐにはワンマン運転をしないことが見込まれる一方で、製造からデビューまでの期間もかなり長めです。

今回は完全な新形式で性能確認試運転などを行ったのちに乗務員訓練を実施するっこと、E235系1000番台と2形式の習熟が必要な運輸区が出てくると思われること、訓練対象範囲が広いこと……などが思い浮かびますが、それを差し引いてもかなり潤沢に思えます。

JR東日本としては将来的な短編成ワンマン運転の標準車両という色合いも強い車両ですので、昨年度のE257系2000番台同様に幅広い線区で試運転を重ねるかもしれません。

ワンマン・短編成化とネガティブなイメージが付きそうなところ、その爽やかなデザインで早くもファン人気の高いE131系。デビューまでの試運転なども人気が集まりそうです。

【千葉ローカル】新型E131系R01,R02編成が京葉車両センターへ

関連記事はこちら

コメント