大阪万博開催に伴う地下鉄中央線・JR桜島線・京阪中之島線の動きはどうなる?

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大阪万博が55年ぶりの開催で話題となっています。

鉄道系では、大阪メトロ(旧・大阪市営地下鉄)中央線やJR桜島線、京阪中之島線が会場となる夢洲までの延伸の候補となっていますが、各路線の延伸は本当に行われるのでしょうか。

大阪メトロ中央線

コスモスクエア駅~夢洲新駅の3.0kmのうち2.2kmがトンネル工事が完了しており、駅の建設と線路敷設のみとなっています。

これは、夢洲・咲洲を結ぶ夢咲トンネルが道路鉄道併設となるために海底トンネルを同時に建設してあるためです。

有名なところだとレインボーブリッジのゆりかもめや瀬戸大橋線などが挙げられるように、同時に建設しておくことでトータルコストを大幅に抑えることができます。

これにより、同線の延伸は万博誘致の際のアピールポイントともなっているほか、万博開催がなくともIR誘致に向けて延伸が見込まれていましたので、こちらについてはほぼ確実でしょう。

JR桜島線[ゆめ咲線]

USJのアクセス路線としてもお馴染みの同線についても延伸計画があります。

実現した場合ははるか号・くろしお号から西九条駅での対面接続・大阪環状線からの直通運転といった運行形態が見られるのでしょうか。

しかしながら、同区間には海底トンネルの新規建設の必要性があり、こちらが今から7年後の2025年に間に合うかが課題となりそうです。

特にJR西日本では北うめだ駅といった大規模プロジェクトが行われています。

同様の事例は2020年の東京オリンピックに向けた羽田空港アクセス線の開業断念などがありましたが、こちらよりは年数に余裕があるので今後の動向に注目です。

京阪中之島線

京阪中之島線は中之島までの開業時、将来的な西九条・夢洲方面への延伸を見込んでいます。

特徴的な点として、中之島駅にシールドマシンが残置されていることが有名です。

一方で、延伸開業には自力での工事は不可能であることも明らかにしており、現時点ではルートが決まっている程度です。

2017年には延伸先を九条へ変更、地下鉄中央線への接続を見込んでいます。

相互?直通運転も検討していたものの、電化設備の違い等への対策は特に発表されていません。

そして、2018年2月には延伸先を九条経由西九条と再度改めています。

計画自体も二転三転となりますが、そもそも具体的な工事開始時期などについての報道が出てきていません。

夢洲までは海底トンネル新規建設となるので絶望的・それ以前についても具体的な計画・調査等が行われておらず、万博に間に合わせることは難しいかもしれません。

万博決定報道から具体的な発表は無いまま

鉄道各社では、緊急の検討課題となっていることでしょう。

いち早く情報が出てきて欲しいところですが、現時点では情報待ちとなります。

延伸が確実視されている地下鉄中央線以外の動きが特に注目でしょうか。

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コメント

  1. 井田外 より:

    執筆お疲れ様です。今更ですがコメントさせて頂きます。
    近鉄が大阪メトロの夢洲延伸に関して、第三軌条区間架線区間直通運転に対応した車両を開発した上で、特急をはしらせることを目論んでいるようです。夢洲関連は、今日時点では、近鉄しか動きを見せませんが近鉄が開発に成功した場合は、京阪も黙ってられずに直通運転に動く可能性があります。もしその場合は、ダイヤがカオス(大変なこと)になるので、その場合は、九条までの区間列車が発生すると思います。また、九条駅のホームが拡張されたら、趣味的には、面白いと思います。