【しなの鉄道新型】いよいよ引退迫るしな鉄・新潟の115系~塗装一覧!

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しなの鉄道115系について、置き換えとなる新型SR1系の仕様が発表されています

既報の情報をおさらいするほか、これにより引退となるしなの鉄道115系のバリエーションとともに、新潟地区では7編成まで減少した115系のバリエーションについても紹介します。

5/14 S25編成が湘南色に塗色変更されているのが明らかになったため、反映しました。

しなの鉄道新型の概要

しなの鉄道では、老朽化している115系の代替のほか、観光需要創出を目的とした「ライナー」列車の復活を目的に新型車両を8年かけて製造することが以前から明らかになっていました。

22編成・59両の115系のうち、観光列車「ろくもん」を除く21編成56両を、26編成・52両の新型車両に置き換える旨が2018年(平成30年)に発表されていました。

今回、事前発表通り、JR東日本の新潟支社が所有するE129系に類似したsustina設計の新型車両の詳細が発表されています。

形式名については「Shinano Railway」の頭文字と、「新たな歴史の始まり」「オリジナル」という意味で「1」=SR1系としています。

まず2019年度に、近鉄・L/Cカーをはじめ、東武東上線・TJライナーや京王電鉄・京王ライナーなど近年導入実績が増えてきているロングシート・クロスシートに転換可能なライナー向け編成が3編成導入されます。

2020年度以降、ロングシート編成が毎年3~4編成投入されていき、最終的には26編成、2026年度に置き換え達成の8年計画となっています。

第三セクターのしなの鉄道では、国が1/3、県が1/6、市町が1/6、自社で1/3の負担となっており、置き換えに時間を要すのは各自治体の予算上の都合もありそうです。

引退迫る115系は様々なカラーで話題に

しなの鉄道では169系使用時代にも湘南色リバイバルをしたり、趣味の団体列車運行を積極的に取り入れるなど、鉄道ファンに人気の企画を多数仕立てて話題を集めています。

ついにはクラウドファンディングでの資金集めなども行い、現在では各地で活躍していた様々な懐かしいカラーでカラフルな塗装となって、撮り鉄・乗り鉄どちらにも人気の路線です。

同世代の他形式より長い活躍をしていて、全国各地で見られていた115系も、高崎地区や長野地区では置き換えが完了、新潟地区も風前の灯、広島地区も227系の大量投入で多くの廃車が発生とここ数年で一気に数を減らしています。

残り僅かな115系でここまでリバイバルを全力でやってくれたのはしなの鉄道ならではですので、引退までの間楽しませてもらいましょう!

しなの鉄道115系編成表~3両編成

妙高高原軽井沢
編成番号クハ115モハ114クモハ115塗装
S1100410071004しな鉄色
S2101110171012しな鉄色
S3101210181013湘南色
S4120911601066しな鉄色
S5121211661069廃車
S6100210031002しな鉄色
S7101710231018初代長野色
S8102110521529ろくもん
S9122310481527台鉄自強色
S10121011621067しな鉄色
S11101910271020コカ・コーラ
S12103710471036しな鉄色
S13121311671070しな鉄色
S14101010151010しな鉄色
S151014102010152代目長野色
S16121511701072横須賀色

しなの鉄道115系編成表~2両編成

2両編成では唯一横須賀色が塗装されているS26編成が存在します。

妙高高原軽井沢
編成番号クモハ114クモハ115塗装など
S2115071011しな鉄色
S2215081528しな鉄色
S2315091037しな鉄色
S2415101005しな鉄色
S2515111075湘南色
S2615121076横須賀色
S2715141040しな鉄色

リバイバル編成の運用についてはしなの鉄道公式ホームページにて公開されています。

リバイバル同士の併結運用もあるので、追っかけて狙いに行くのもよさそうですね!

隣の新潟地区でもカラフルな115系が活躍中

隣の新潟県のJR各線は、大量の115系が活躍していたことも記憶に新しいですが、E129系の大量増備が続き、今では3両7編成を残すのみとなりました。

長野地区で活躍していたATS-P型を搭載していた3両編成が新潟駅のATS-P型導入のために転属、それらのみが残存している状態となっており、新潟に以前から居た編成は全て淘汰された状態です。

しかしながら、転属直後は長野色で活躍していた彼らも検査の度に新潟色に改められ、更には過去の新潟地域で塗装されていた塗装のリバイバルもあります。

現在でも連結して6両での運行が残っており、そのカラフルな組み合わせで沿線をはじめとするファンに人気の状態です。

E129系の増備はこの21両というわずかな数を残して一旦中断こそされているものの、しなの鉄道からのE129系ベース車両製造の流れで製造されても不思議ではありません。

風前の灯となった115系の記録はお早めに……!

JR東日本長岡車両センター115系編成表

投票1位だった2代目新潟色(いわゆるキムワイプ塗装)が2編成、ほかが1編成ずつという豪華な布陣です。

編成番号クハ115モハ114クモハ115塗装など
N331230118910832代目新潟色
N341008101310083代目新潟色
N351211116410682代目新潟色
N36123211691522弥彦色
N37100610111006初代新潟色
N38100110011001湘南色
N40122711851079懐かしの新潟色

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コメント

  1. 井田外 より:

    いつも執筆お疲れ様です。
    SR1系導入に伴う廃車発生品の一部は、ろくもん編成用に、発生品がストックされるはずですよね?
    ちなみに、ロングシートにもクロスシートにも転換可能な車両が当初の計画よりも、多く増備されることは、ありえそうですか?それだったら、趣味的には、面白いところですが…