E7系【上越新幹線用】朱鷺色F21編成が登場!従来との違いは?なぜ期間限定!?

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写真:裕希さま(@yuuki14114)

2019年(平成31年)3月ダイヤ改正より運行が開始される新潟新幹線車両センター所属のE7系のうち、上越新幹線用に朱鷺(とき)色の帯を加えた編成が登場しました。

上越新幹線E7系運用表とともに、従来との違いや、期間限定の理由に迫ります。

上越新幹線へのE7系投入の経緯

従来は200系・E1系→E2系・E4系が活躍してきた上越新幹線。

開業からの歴史の長さとは反対に、東北新幹線に比べて車両面では冷遇される時代が続いてきました。

高崎駅・熊谷駅などの通勤輸送を特に意識していたE4系Maxの置き換えを主軸に後継車が検討されていましたが、高崎以南で共通しているE7系が選定されました。

これは、JR東日本の中長期計画において、東北新幹線の幹線系統はE5系、上越・北陸新幹線はE7系で統一することで、運用の効率化やトラブル時の柔軟な運用を目指すこととなったためです。

歴史的な経緯から東京駅の発着番線の制約が大きく、車両の統一により車種の違いによる在線時間増を防ぐことで、特に臨時列車の設定を柔軟にしたいという背景も考えられます。

そして、所属基地こそ新潟となったものの、北陸新幹線用とほぼ同一仕様・編成番号も続番にて5編成を製造しています。

一部の編成は既に北陸新幹線にて先行運転開始が行われています。

なお、たにがわ号への充当は高崎線トラブル時の特発便として実績があったものの、とき号の表示での運転は今回のダイヤ改正で初登場です。

上越新幹線投入にあたって

従来はE4系Maxでは自由席の一部が6列シートと快適性に難ありでしたが、今回E7系となることで2階建てなし、5列シート、コンセント有と車内環境が大幅に改善します。

上越新幹線では初となるグランクラスについてはあさま号・つるぎ号同様にアテンダント乗車なしとなっているため、シートサービスのグリーン車+3,090円で全区間乗車が出来ます。

これは以前から指摘されている点ですが、輸送力についてはE4系16両編成には大きく劣りますので、その辺の調整を今後どう行っていくかが気になります。

上越新幹線仕様の特徴

今回登場した上越新幹線仕様の編成では、朱鷺色の帯のほか、従来の車両のロゴを進化させた新規デザインのロゴマークが従来のE7系のものに加えて貼り付けされています。

そして、北陸新幹線で先行運用がされているF20編成にて内装仕様の変化などは見受けられていないほか、今回ラッピングされた編成についても工場からは通常塗装で製造されているように、あくまでラッピングを付加したのみとなります。

最終的に11編成、ダイヤ改正時点で3編成という投入本数のうち、この仕様として走行する編成は2編成のみで、この2編成はなるべく上越新幹線の運用に専念させることとしています。

後述の運用表の通り、2編成は常に動く運用・外泊ありとなるので、通常塗装が来るか朱鷺色が来るかは日替わりとなりそうです。

なぜ1年間の期間限定!?

大きな理由としては、専用色を投入することで、せっかくの運用共通化が出来なくなってしまうことが挙げられるでしょう。

今年のダイヤ改正では上越新幹線で独立した運用が組まれているものの、来年度以降は東京駅の折り返しで金沢に行く運用が組まれる可能性があるので、運行期間は1年程度とされているものと推測できます。

後述の運用表からも分かるように、運用本数に比べて明らかに投入本数が多いので、溢れた他の編成は北陸新幹線に貸し出しの状態がしばらく続くことでしょう。

上越新幹線E7系運用表

一部推測となりますので、情報ございましたらコメント欄からお願いします。

現状は3編成(F20~F22編成)が落成済ですので、3本配置・2運用となり、増備が続かない限りはF20編成の北陸新幹線限定投入も一旦見納めになる可能性が高そうです。

①運用

  とき308号308C●新潟7:49東京10:04
  とき315号315C東京10:16新潟▲12:24
  とき336号336C●新潟16:56東京19:00
たにがわ413号413C東京19:12越後湯沢▲20:42

②運用

たにがわ402号402C●越後湯沢7:08東京8:40
  とき309号309C東京8:52新潟11:11
  とき320号320C新潟12:35東京14:44
  とき327号327C東京15:16新潟17:04
  とき342号342C新潟18:12東京20:12
  とき347号347C東京20:24新潟▲22:36

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