【東武】半蔵門線直通用30000系2編成とも運用離脱!?東上線転用の噂

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多彩な車両が多く存在する半蔵門線・田園都市線系統でも人気の高い東武鉄道30000系。

2ペア20両のみの存在ですが、両編成ともに運用を離脱しています。

東武の人気車両の今を考えます。

半蔵門線直通のために製造されるも……

東武伊勢崎線・日光線(現:東武スカイツリーライン)から曳舟駅~押上駅に新設した連絡線を経由、営団地下鉄(現:東京メトロ)半蔵門線とその先の東急田園都市線を直通する新しい直通運転のため、東武鉄道が開発したのが30000系です。

150両という大規模投資となることや、直通先にあわせたワンハンドルマスコンの採用もあって直通開始までは地上車として活躍することとなりました。

当時の本線系統では、日比谷線直通列車以外は8000系または10000系列が増解結をする運行形態でしたので、これらの運用をこなしつつ使える東武電車らしい車両が求められました。

以上の経緯のほか、当時定期検査を行っていた西新井工場が10両固定編成を扱うキャパシティがなかったために6両編成・4両編成が15編成ずつ登場しました。

念願の直通運転を迎え、すべての30000系が原則末尾が揃うペアで直通運転を始めたものの、すぐに混雑の激しい東急田園都市線で中間の運転台が最混雑車両に入ることが課題となってしまい、後輩の50050型にその任務を託すこととなりました。

追い出された13ペアについては別記事で詳しく記した東上線転用となっている一方で、31606F+31406F・31609F+31409Fの2編成分については、50000系列の製造終了と運用数の大きな変化もないことから、従来同様に半蔵門線直通列車での活躍で安泰かと思われていました。

彼らの離脱の理由は?東上線転用は行われる?

以前から31606F+31406Fが長期間運用離脱をしているほか、今回新たに31609F+31409Fが離脱したことで、現在は半蔵門線・田園都市線どころか東武の本線系統で30000系の走行シーンを見かけることはできません。

今回の離脱は31609Fの定期検査が理由の一時的なもの・末尾06Fについても東武鉄道恒例の走行距離調整という見方が強い一方、かつての地上車転用では定期検査と東上線転用改造を同時施工した事例も多数存在しています。

もし東上線転用を行うのであれば、定期検査時期の31609F+31409Fを先に転用・休車措置で先伸ばしにしている31606F+31406Fとする流れもおかしくはありません。

ただし、運用面ではそのままとはできません。

現在の50050型は18編成体制ですが、運用数は平日・休日ともに17運用かつほとんどが終日運用と余裕はありませんので、30000系がどちらも抜けてしまうと今後の定期検査等を加味すると難しい状況でしょうか。

車齢・形式統一の観点からは製造時点から先頭車車体長・車幅など、51061F以降と同一形態となっている東上線の51003F~51009Fとのトレードをするのが手っ取り早いところですが、奇想天外な転用実績を誇る東武鉄道ですので予想は難しいですね。

70000系列の製造が今年度で落ち着くため、来年度以降は日比谷線直通系統以外の新車投入が可能になる東武鉄道。

アーバンパークライン(野田線)へ60000系の製造再開で8000系を置き換えるのが最優先にも見えますが、どういった車両投入計画になるのか注目が集まります。

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コメント

  1. ゆずいち より:

    30000系は東上に転属、東上の50000系2本を半直改造して本線使用するらしいです。