【また延長】東急「青ガエル」RP期間2度目の延長へ!装飾は変更

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東急東横線の90周年記念で先代の5000系が纏っていた緑一色の塗装「青ガエル」をリバイバルして一躍人気の車両となっていた5122F。

突然のラッピング期間延長発表とともに、ヘッドマークや90周年記念ロゴを撤去したすっきりとした姿で営業運転を開始して話題を集めています。

突然の復活発表となった青ガエル

2017年に登場し、2018年8月に2019年8月への延長を発表、そして2019年8月に運行終了のアナウンスが再度されていた東横線90周年記念「青ガエル」リバイバルラッピング編成。

前回は引退前に延長が発表・期間も発表されていたものの、今回はラッピング終了のプレスリリースを発表→終了予定日を過ぎる→突然の復活宣言・終了時期未定という時系列です。

わざわざファンを沿線各地に集めるこのアナウンスの順番は不可思議なものですし、そもそも8月に入ってラッピング終了を改めてアナウンスしている以上、今回の延長は突発的に決定したと考えて差し支えはなさそうです。

延長の背景としては好評につき……という建前のほか、東横線系統の車両数の問題も背景にありそうです。

現在の長津田に導入待ちの5178Fのほか、事故による運用離脱を強いられている5118F(修理自体は終えたようで編成組成・出場待ち)。更に10両編成の4102Fが入場しており、1日休んで行う必要がある全面ラッピングの剥離作業については後回しにしたいという内状は推測できますね。

東横線の5178F入籍前の予備車数は午前のみ・午後のみを同一編成で回した場合で8両×3編成・10両×1編成となっており、長期運用離脱の5118Fに加えて5157Fと4102Fの定期検査ということで、なかなか厳しい状態です。

以上の課題は新車投入をした5178Fの営業運転や検査編成等が復帰することで解消される短期的なものですので、ひとまず延長という形が取られた可能性が考えられます

考察は推測の域を出ませんが、いずれにせよ今後、会社移管でロゴマークをTOKYU CORPORATION→TOKYU RAILWAYSに書き換える作業が待っていることは謎の新車・4111Fで明らかになっていることですので、これらの作業時期を加味しながらラッピング終了時期を見極めることとなりそうです。

ただし、90周年装飾をわざわざ外すというテコ入れもされており、場合によっては次の定期検査まで・さらにはShibuya Hikarie(渋谷ヒカリエ)号のように半永久的なものとなる可能性も捨て切れません

経緯と期間は明らかにされていませんが、ファン人気の熱い編成ですので長期化と形態変更は嬉しいニュースとなりそうです。

ラッピングがなくても十分面白い5122F

そもそも5122Fは、田園都市線向けに製造されはじめたものの、営業運転に就くことなく東横線に転用された編成です。

狭幅・短FRPという田園都市線設計に無理やり詰め込んだ自動運転対応の運転台はもちろんですが、8両全ての仕様が揃っていそうで揃っていません。

これは、5122Fとして製造された10両が、車体構体の金属仕上げの違いが組み込み車以外がベルトグラインド仕上げという異端児だったため5120F由来のサハだけが通常仕様で車体のツヤが異なっています

ハイバックシート化された車両と他番台区分を除くと、5122Fの7両のみの独自色が強い形態ですが、ラッピングによってその姿を拝むことはできない状態が続いています。

5050系では5169F以降が該当する形態ですが、いわゆるボロサハほどの世代差がないささやかな違いは5000系列の中でも唯一の存在となりました。

このほか、関連記事から複雑怪奇な5000系列の組み替えをお読みいただけます。

細帯・太帯の違いや、床下機器の差異、そして車体の仕上げ方については記載の対象外ですが、こちらは別の角度でいつかフォローしていければと考えています。

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画像元ツイート紹介

今回の画像はゆみとれ様(@yuto_mille)からお借りしました。

この場を借りてお礼申し上げます。

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