【最後の週末】185系踊り子号 波動用10両・OM編成+C編成12両での運行が終了

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2021年3月13日のダイヤ改正にて、185系による特急踊り子号が定期運行終了・E257系による運行となります。

ダイヤ改正前夜が踊り子号・湘南ライナーなどのラストランとなりますが、運用が複雑な185系では土休日ダイヤでいくつかの編成が一足先に踊り子号での“ラストラン”となりました。

最後の週末まで残った波動用編成の踊り子号

185系の波動用編成は、2013年の田町車両センター無配置化で大宮総合車両センター東大宮センターへ集中配置〜2014年の高崎線方面への651系投入の流れで転用されたグループです。

さらに遡ると、185系のB編成は上野〜大宮間の「新幹線リレー号」での使用終了とともに東海道線に転用されたグループで、200番台が同じ拠点に集中配置となるのは1985年の東北新幹線東京延伸開業以来のこととなります(ただし、当時の配置は新前橋)。

この2013年〜2014年の転用では、B編成のB2編成が8両・B3,B4,B5,B6編成が6両・B7編成が4両に改められたほか、運用整理で余剰気味となっていたC編成のうちラストナンバーのC7編成も4両化されています。

更に、B1編成は引き続き7両で2014年ダイヤ改正まで使用されることとされた一方で、OM03編成が波動用編成化される動きも生じました。

これらの185系波動用編成の登場により、幕張や東大宮に配置されていた183系・189系が大幅に整理され、登坂性能・富士急行線への乗り入れなどの課題があった中央本線用の3編成を残して淘汰されています。

183系・189系の運用を代替したため、ムーンライトながら号や団体臨時列車で名古屋エリアまで時折乗り入れるなど、幅広いエリアで活躍がみられるようになりました。

かつて“本業”だった踊り子号では、繁忙期のピークとなる河津桜まつりや夏休みなどの最ピークで6両+4両編成での乗り入れが実施されたほか、団体臨時列車として6両・8両での“里帰り”も実施されています。初期は踊り子号運用についても“臨時特急”の方向幕でしたが、後年の方向幕交換で他編成同様に踊り子号の方向幕が用意されました。

異色のOM03編成については、シングルアームパンタグラフに交換されたことから雪深い上越線方面に優先的に使用されていて乗り入れ回数は少ない印象ですが、4両編成を連結した10両で臨時踊り子号へ充当されたほか、この10両でスーパービュー踊り子3号を代走、251系車両故障の関係で踊り子117号(東京13:30発・現在の踊り子17号)を代走と、意外と幅広い活躍をしています。

踊り子号用の車両数減少で生まれた運用ながら、定期列車と同じ2021年まで使用されたことは幸運だったと言えるでしょう。

今後も6両編成での臨時快速などの運用が予定されているものの、既にE257系2000番台・2500番台には「ホリデー快速鎌倉号」の行先表示が用意されているほか、波動用のE257系についても何らかの入場が相次いでおり、2022年の運転終了に向けて少しずつ引退の準備が進められるものと思われます

我孫子踊り子に続き……OM編成の運用も間もなく終了

OM編成を使用する踊り子号は、2013年の東大宮センター集約でB編成と運用共通化をすることで登場しました。

集約当初は157系風のカラーリングとされていたOM08編成や、それ以外のEXPRESS185カラーで踊り子号が一気に華やかとなり注目されたものの、検査のタイミングで湘南ブロック塗装・途中から全編成が現在のストライプ塗装とされることとなり、短期間で見納めとなりました。

185系200番台自体の登場時カラーは緑帯の新幹線リレー号塗装のため、ストライプの帯に車両番号の切り抜き文字が重なっている点が外観としての特徴となりました。

また、リニューアルメニューの違いから、グリーン車の座席がファン人気の熱いR27と呼ばれるものを使用していることなど、内装では違いがいくつかみられます。

先述のように、2013年からの組み替えでは、B編成が波動用組み替え・OM編成は特急用で維持されるのが原則でした。185系B編成が中央本線乗り入れ・はまかいじ号用のATCを搭載した編成があることなどが背景と推測出来ます。

2014年から651系1000番台の投入や踊り子102号の臨時化などで余剰となった編成の淘汰が行われ、上野東京ライン開業以降はOM04,OM08,OM09編成の3編成21両が平日のライナー・土休日の踊り子号で残存しています。

上野東京ライン開業の記念列車としての色合いで常磐線我孫子駅発着の踊り子号が運転を開始し、OM編成7両での運行とされました。ただし、OM編成は平日2運用・土休日はこの“我孫子踊り子”または踊り子111号〜踊り子114号が運行される日は3運用となるため、検査時期など一部日程ではA編成とされています。

この“我孫子踊り子”は冬の臨時列車として発表された2月27日(土)の下り・28日(日)まで運行されましたが、春の臨時列車発表分となる3月6日・7日は東京発着とされたため、先に見納めとなりました。

そして、最後の土休日ダイヤとなり、土休日に12両で運行される踊り子2号・踊り子9号・踊り子12号での運行が終了し、7+5両での運行が終了します。183系で運行されていた列車の代替としてB編成が登場して以来踊り子号でよく見られる編成形態でしたが、一足先に見納めとなります。

ただし、3月10日まで踊り子9号・12号は平日にも7両単独で運行されるため、OM編成の踊り子号運用終了は10日。さらにOM編成自体は湘南ライナー10号・ホームライナー小田原21号の定期運用があるので、ダイヤ改正前日まで使用されることとなります。

このほか、長年に渡り毎週土曜日に設定されていた、C編成の伊豆箱根鉄道修善寺駅停泊も見納めとなりました。こちらはE257系への代替で唯一廃止される運用となっています。

ダイヤ改正以降の臨時踊り子号に185系は使用されず?

さて、3月8日に伊豆急行から185系の引退に際したマナー遵守のお願いが発表されましたが、これに添えられた文面により、185系による臨時踊り子号の設定がないことが記されています。

1981年から運行開始した185系も、この日をもちまして伊豆急行線の営業運転を終了いたします。

伊豆急行公式ホームページ

2021年春の臨時列車では、全ての踊り子号の臨時列車が運行されるゴールデンウィークについてもE257系の使用が明らかとなっており確実視された流れではありますが、伊豆急行線直通がない=全列車が伊豆急行線に直通するJR東海・伊豆箱根鉄道への直通もないことから、土休日臨時の伊東発東京行き踊り子2号を除いて185系での運行もないことが読み取れます。

従来の踊り子2号は毎週末運行で、国府津車両センター停泊車両を使用する運用ですので、こちらも考えにくいところです。これらの事情を総合すれば、「踊り子号では使用されない」と断定して差し支えないでしょう。

E257系への車両統一とともに始まる新しい着席サービスでは座席発売状況の表示される仕組みがあります。座席指定ランプがない車両が使用される事例はあずさ号・かいじ号の臨時便で実績こそありますが、この変更にあわせて中央線から189系・185系の運用が終了しています。

今回も過去事例に倣えば、臨時便でも使用されない方が自然な流れとなり、その有無について公式発表されず終了すること自体はなさそうです。

【最後の春】E257系3並び・185系波動用編成も活躍〜2021年春の踊り子号

いよいよ始まる車両入れ替え劇

3月に入るまで管内各地に散らばっていたE257系も東大宮へ戻る動きが始まっており、今後はリネン(ヘッドカバー)設置などの整備を済ませ、3月13日のスタート時点に向けて回送される動きが予想されます

唯一まだ出場していないE257系2500番台のNC-34編成についても秋田総合車両センターにて構内試運転が済んでおり、近日中に東大宮へ向かうものとみられます。

一方の旧来車両については185系A編成5本・C編成3本、215系3本は12日夜まで運用があるため、基本的には所定運用通り動くこととなりそうです。

ただし、C編成3本・A編成1本・215系1本については予備車分となりますので、早ければ今週から動きが始まるかもしれません。

そして、本日の運用で当面の使用予定がなくなる波動用編成については、一時的な疎開が実施されても不思議ではありません。既にOM03編成が長野に疎開されています。

その他の動きについては過去記事で予想をしていますので、併せてお読みいただけると幸いです。

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