【トップナンバー】踊り子転用!E257系2000番台NA-01編成が長野出場

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機器更新・転用改造工事も大詰めを迎えるE257系。

2000番台の登場から1年4ヶ月。トップナンバーのM-101編成も2000番台化改造を受け、NA-01編成として長野総合車両センターを出場しました。

いよいよ終盤!全13編成体制確立も間近か

今回出場したNA-01編成は、M-101編成9両に機器更新・東海道線転用改造を施した車両です。今回も特段仕様の変化はなさそうです。

NA-01編成が出場したことで、踊り子号用の2000番台となった編成は10編成となりました。

現在はM-115編成がNA-12編成として長野総合車両センターにて改造中となっているほか、暫定的に波動用として運用されているM-102編成がNA-02編成として改造を受ければ、編成番号通りの13編成体制が確立されることとなります。

このほか、総合車両製作所(J-TREC)横浜事業所にて改造を受けたM-108→NA-06編成が車体塗装のため秋田総合車両センターへ入場中となっているほか、最初に登場したNA-09編成は側面が白黒塗装・内装も一部号車のみ改造となっています。

ブルーリボン賞プレートを掲出

あまり知られていませんが、E257系は鉄道友の会による第45回ブルーリボン賞(2002年)を受賞した形式です。

このM-101編成は、付属編成のトップナンバー・M-201編成とともに、車内にローレル賞受賞記念プレートが掲出されていました。ただし、これが今回の転用改造で維持されているか否かは不明です。

中央線時代はE351系・E353系に比べると速度も遅く、看板車両は”スーパー”が冠されたこの両形式のイメージが強いところです。

しかしながら、E351系はグッドデザイン賞こそ受賞しているものの、鉄道友の会では選考から外れているほか、E353系についてもローレル賞です。

同年のデビュー車両で看板級の車両が居なかった……と言われればそれまでですが(同年のローレル賞はJR西・キハ187系)、奇遇にも白地に”ブルーリボン”の塗装となったM-101編成改めNA-01編成。新天地でも看板の座はE261系“サフィール踊り子号”に譲りつつも、利用者の足として活躍を続けてくれそうです。

出場回送ならではの姿

0番台では、降雪の多い長野県を走行する車両として連結器にカバーが取り付けられていました。このカバーは2000番台化改造ではいったん維持されていました。

デビュー前の各種試運転では、機関車牽引で出場した編成は機関車と連結した箇所のみ取り外しをしており、編成ごとに有無がばらついていましたが、定期運用開始に合わせてその他の箇所も取り外されています。

今後は付属編成=2500番台との併結運用も始まるかと思われますので、今後も再設置される可能性は低そうです。

今月は先に改造を終えたものの疎開を続けているNA-11編成にも動きがありましたが、東大宮センターに1泊した間に外されています。

このため、今後はこの連結器カバーを取り付けた状態での走行シーンは出場回送のみの姿となりそうです。

E257系2000番台もすっかり踊り子号の運用も板に付き、特段珍しい車両ではなくなりました。機関車牽引の秋田総合車両センター入出場は依然としてファンからの注目度が高いものの、最近の長野出場回送や疎開回送などはファンの姿もまばらです。

古巣の中央東線を走るペニンシュラブルーの2000番台。次回改正までは疎開回送などで稀に見ることが出来そうです。

行先表示器が準備されている、あずさ号・かいじ号の臨時列車に充当される機会もやってくるのかなど、今後も動向が気になる形式です。

依然として増えない運用

2020年夏の臨時列車では、185系波動用編成が臨時踊り子号で引き続き使用されている一方で、E257系2000番台は平日2運用・土休日3運用に留まっており、使用される編成もNA-04,NA-08,NA-13編成と3編成のみです。

8月7日には初めて踊り子51号・52号(通常185系A編成が担当)を受け持つ予定となっているものの、それ以外は依然として251系=スーパービュー踊り子号譲りの臨時運用のみです。

定期列車についてはライナーや増解結が絡むのでダイヤ改正待ちかと思われますが、秋の臨時列車以降で運用拡大があるのかどうかも注目したいところです。

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コメント

  1. takkun_vvvf より:

    いつも楽しく記事読んでます。
    踊り子51~52号の受け持ちは8/9ではなく、8/7(金)ですよ。