【サフィール踊り子】伊豆に初入線!E261系RS1編成伊東線試運転

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11月に落成して以来、所属となる東大宮から東海道線根府川駅までの試運転が続けられていたE261系。

1月8日より、活躍の場となる伊東線へ試運転が実施され、根府川駅以西の営業エリアに初入線となっています。

ようやく職場へ!伊東線を走行

2019年11月上旬に納車・11月下旬から東海道貨物線を中心に性能確認試運転・乗務員訓練が頻繁に実施されていたE261系。

試運転の度に所属区の東大宮センターまたは疎開留置されていた品川からの入出庫が続けられており、東京駅・新宿駅などの主要駅を頻繁に走行しており、自慢のサファイアブルーでファンだけでなく一般の駅利用者の方でも偶然見かけた……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

毎日のように試運転が続けられていた一方で、経路・ダイヤパターンは似通ったものとなっており、同時にデビューするE257系が関東一円を走り回っていることとは対照的です。

伊豆を彩る新型車両ながら伊豆に来ない日々が続いていましたが、1月8日と1月9日の連続で東大宮操車場〜東京駅〜伊東駅の1往復で試運転が実施されました

2日でダイヤは異なるものを使用しており、どちらも土休日運転の臨時踊り子号のダイヤをベースに運転されています。

E257系2000番台の試運転でもこのような設定となっていますが、これは伊東線の単線という制約と、平日と土休日で運転本数が大きく異なるこの路線の特殊性が背景でしょうか。

車輪転削を行う川越車両センターへの出入り=川越線走行が1回行われましたが、これに続く単線区間の走行となっています。

1日目はスーパービュー踊り子8号・2日目はスーパービュー踊り子7号とそれぞれ交換するダイヤで実施されました。

2020年3月のダイヤ改正では、入れ替わりで251系スーパービュー踊り子号の引退が明らかになっていますので、251系との離合は試運転ならではの光景となっています。

乗務員訓練はそろそろ完遂?

今回の伊東線走行ですが、入線確認とともに乗務員訓練を目的としていると推測する声があります。

伊東駅では運転士・車掌の交代が行われていますが、E257系2000番台の伊東線初入線時は伊東駅で折り返し時間を長く取っており、同一の乗務員さんが担当していました。

一方で、今回のE261系では折り返し時間もかなり短く設定されており、既に待機していた多数の乗務員さんと入れ替わる体制が組まれています。

このことから、今後も乗務員訓練としてもうしばらく運転される可能性もあります。

ただし、熱海運輸区が担当する列車が設定されない場合は、伊東線内の試運転は限定的なものとなるでしょう

先代の251系についても運転開始から現在まで、スーパービュー踊り子号の車掌は東京車掌区の専任となっていました(2000年代の乗務員区所統廃合で池袋→新宿持ちの列車が設定されていたものの、短期間で解消されています)。

特殊な車両ゆえに担当乗務区を絞るという方針でしたが、乗務員教育の必要人数を最小限で済ませるという一定のメリットが存在していました。

一方で、ダイヤ乱れ時に乗務員手配の制約が掛かるという問題もあり、車両が伊豆急線内を1往復する間、乗務員は伊東で休憩……という贅沢な運用が続けられてきました。

2020年3月改正でどのような乗務員体制が組まれるかは不明ですが、ダイヤが既存列車を踏襲していることから、同様の担当区所を限定する体制が考えられます

最近の事例では、中央線特急のE353系置き換え・ダイヤ白紙改正が行われていても、乗務員の担当は現在もごく一部の列車の持ち替えしか行われていません。

東海道線特急の白紙改正は2021年春に実施されそうな動静を踏まえると、乗務員訓練範囲も限定的・伊東線試運転も設定回数は少ない可能性があります。

明日以降どれくらいの頻度で行われるかは不明ですが、E257系ほど多くの回数にはならないでしょう。

今後の見どころは伊豆急線試運転?

今回の試運転で伊東線伊東駅まで乗り入れた一方で、終着駅の伊豆急下田を含めた伊豆急行線への入線は未だに行われていません

最近の新形式となるE259系“マリンエクスプレス踊り子”や、651系“伊豆クレイル”、そして11月に行われたE257系の乗務員訓練を踏まえると、E261系についても事前の入線確認などはせず、3〜4日の乗務員訓練のみが実施されるものと思われます。

上記3形式の乗務員訓練は伊東線同様に平日に臨時特急のダイヤを生かして実施されましたので、E261系についても同様の動きが考えられます。

過去の傾向を踏まえると、会社が異なるために乗務員訓練は間違いなく行われる一方で、事前の入線確認や伊豆高原・伊豆急下田での長期間留置は考えにくいです。

営業運転開始後には毎日見られるE261系の伊豆急行線走行ですので、試運転ならではの光景はカーテン全閉と251系との離合程度です。

試運転のダイヤ次第では、185系・251系と意外な駅での離合が見られるかもしれませんね。

ファン心理としては東海道線系統以外も試運転に期待したいところですが、今のところそういった動きは一切ありません。

E257系2000番台が上越線・総武快速線・宇都宮線など幅広く走行したので、少し物足りなさを感じるファンの方も多いのではないでしょうか。

河津さくらまつり期間中は伊東線・伊豆急行線方面の試運転が行われる可能性が低いので、その期間に僅かながら期待したいですね。

動画資料集

YouTubeチャンネル【鉄道ファンの待合室資料館】にてこの列車の連結シーンなどを動画で公開しています。

251系との離合のほか、加速・減速音やミュージックホーン、試運転ならではの伊東駅2番線ならではの映像を記録しています。

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