【酒が飲めるぞ】7月1日よりJR東管内のアルコール類の車内販売再開!

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昨今の社会情勢を鑑みて、しばらくJR東日本管内では車内販売の営業中止が行われていました。

6月19日より車内販売の営業は再開されたものの、アルコール類の販売のみは自粛を継続する旨が公式発表されていました。そして、こちらは一切公式発表などはなかったものの、7月1日よりアルコール類の販売がひっそりと再開しています。

水面下で進む列車内の新たな動きについても併せてお伝えします。

2ヶ月弱の営業中止を脱したものの……

JR東日本では、新型コロナウイルス感染拡大防止などの観点より、4月9日より車内販売・グランクラスなどの営業中止が実施されていました。

普通列車グリーン車では検札業務のみが実施(一部列車は乗務列車・区間短縮)、新幹線や在来線特急はアテンダントの乗車自体もなし、サフィール踊り子号だけは案内係として人数を減らして乗務……という体制が組まれていた模様です。

当初は5月末までとされていたものの延期、6月19日より北陸新幹線のグランクラスと車内販売・サフィール踊り子号のカフェテリア営業を除いて車内販売が再開されることとなりました。7月1日の臨時列車運行再開と合わせる形で、サービス中止をしていた残りの路線・列車についても再開されています。

これに合わせる格好で、車内販売で取り扱いを中止していたアルコール類の販売についても、全路線でひっそりと再開されています。

酒類販売の再開については公式発表としてのアナウンスがなかったほか、平日朝のスタートとあって各SNSなどでも特に話題には上がっていません。

全てのサービスが再開となり、夏の列車旅がやっと解禁……といった印象でしょうか。座席の発売数などは例年同時期を考えるとまだまだ芳しくないですが、少しずつ元気を取り戻してきた印象です。

車内サービスでは明るい話題が続く7月1日でしたが、普通列車グリーン車アテンダントで新型コロナウイルス感染者が発生したことが新たに発表(プレスリリース)されており、やっと再開した車内サービスについても今後の動向は不透明と言わざるを得ません。

在来線特急・普通列車グリーン車の端末更新が進行中

新型コロナウイルスで車内販売を取りやめている最中、JR東日本のアテンダント業務全般を行う新会社・JR東日本サービスクリエーション(J-Creation)では、新たな動きが進められていました。

2020年4月より、普通列車グリーン車車内での精算にSuica・PASMOなどの交通系電子マネーの利用が可能となりました。これに伴いアテンダントの携帯端末(車補発売機)が新しいものに変更されています(新しい機械の画像についてはプレスリリースに掲載あり)。

公式発表は2020年5月20日と新サービスの提供開始から1ヶ月のブランクがありましたが、社会情勢を踏まえて発表を見送りにしていたのでしょうか。

普通列車グリーン車を巡っては、2018年から2019年にかけても業務用スマートフォンに連携させる決済方式により、車内販売のみの会計端末を整備したばかりでした。

2018年2月3日より常磐線で、2019年5月29日からは横須賀線・総武線快速電車で、6月5日からは東海道線・高崎線・宇都宮線(上野東京ライン・湘南新宿ラインなどを含む)などの全路線に展開されていました。あまりに短期間で置き換えとなった点が気になるところです。

推測の域を出ませんが、2018年から試験運用されていた端末は日本レストランエンタプライズ(当時)の自社プロジェクト・2020年から導入された端末はJR東日本の本体が開発……となっている可能性が考えられます。

普通列車グリーン車運行開始以来グリーン券を発券するために車掌同様の車補発券機を携行しており、これとは別に車内販売決済端末を持ち歩く体制で始まりました。

今回整備された端末は乗車券関係と車内販売関係を1台の端末で決済する方式となっているため、おそらく史上初となる車内販売のレシートがJR地紋入りロールに印刷されるものとなっています。普通列車グリーン車に乗られる際には、車内販売でSuicaなどで購入して、この違和感満載のレシートを記念に貰ってみてはいかがでしょうか。

このほか、ほぼ同型とみられる端末が中央線特急など一部線区・列車で使用が開始されているのが目撃されており、同様の端末を車掌が新たに使用しています。将来的にこの端末が標準的な車補発売機として、各線区の車掌向けに整備されるものと考えられます。

以上を考えると、新しい車補発売機を整備するにあたり、中央線向けで台数が今後も増える普通列車グリーン車用の決済端末を統合する動きになったことと推測出来ます。

最近のJR東日本のワンマン化などの動向を考えると、将来的にはJ-Creationに車内巡回業務を一任する体制を構想しているようにも思えますが、考え過ぎでしょうか。

この水面下で進んでいる新型端末の整備も、もしかしたら新しい輸送体制への変化に付随する動きとなっているのかもしれませんね。

※画像を後ほど追加予定です。

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参考文献

JR東日本サービスクリエーション(J-Creation・JRESC)

首都圏普通列車グリーン車内でのグリーン券購入時の 交通系電子マネー決済サービスを開始!

https://www.jresc.co.jp/pdf/electronic_money.pdf

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