Osaka Metro(大阪メトロ)発足から1年、何か変わった?

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大阪市営地下鉄が民営化し、Osaka Metro(大阪メトロ)が発足してから早1年。

大都市を走る公営地下鉄の民営化は世間の注目を集めました。この1年の間に目に見えて変わったことはあったのでしょうか。

さっそく、検証したいと思います。

Osaka Metro(大阪メトロ)の発足の経緯

まずは大阪市営地下鉄の民営化、Osaka Metro(大阪メトロ)の発足から振り返っていきましょう。

民営化以前、つまり2018年3月31日以前までは大阪市交通局が地下鉄を運営してきました。

大阪市交通局の民営化を提案したのはおおさか維新の会(維新)です。維新の橋下徹氏が2011年に大阪市長に就任し、次々と改革を提案・断行。

ついに、2017年、大阪市議会で市営地下鉄、市バスの廃止議案が可決され、2018年4月1日に民営化されることが決定しました。

民営化に伴い、地下鉄を運営する会社として誕生したのが「大阪高速電気軌道(Osaka Metro 大阪メトロ)」です。

大阪メトロは大阪市が100%出資して設立された会社。2019年6月現在、大阪市は同社の株の100%を保有しています。

大阪市民の期待を胸に、2018年4月1日に大阪メトロがスタート。2019年4月1日に無事に1周年を迎えました。

車両面では大きな変化はない 

大阪メトロの車両は大阪市営地下鉄時代のものを引き継いでいるため、大きな変化はありません。塗装も従来どおりのまま。

ただし、車両に貼られていた「マルコマーク」は大阪メトロのシンボルサインに変わっています。

2019年6月現在、ニュートラムを除く地下鉄線において、大阪メトロオリジナルの新形式がデビューするニュースはありません。

今後も車両面では大きな変化はないことでしょう。

ダイヤには変化も

2019年4月1日から現在に至るまで、2度のダイヤ改正が行われました。

1回目は2019年1月19日に行われた堺筋線のダイヤ改正。

2回目は2019年3月16日に行われた長堀鶴見緑地線、中央線のダイヤ改正です。

個人的に注目したいのは中央線の終発時刻の繰り下げです。概要は以下のとおりです。

ダイヤ改正以前
コスモスクエア駅 23:57発 本町駅24:12発 森ノ宮駅24:18着

ダイヤ改正後
コスモスクエア駅24:09発 本町駅24:23発 森ノ宮駅24:29着(増発分)
コスモスクエア駅24:17発 本町駅24:32発 森ノ宮駅24:38着(最終)

これだけ見ると、単に終電が遅くなったとしか見えません。
実は中央線のダイヤ改正の背景には東海道新幹線の最終列車との接続があります。
東京発新大阪行き最終新幹線は新大阪駅に23:45に到着します。
新大阪駅から御堂筋線に乗り本町駅まで。本町駅で増発分と最終列車に乗り換えられます。

大阪市営地下鉄時代は新大阪駅から離れた路線と東海道新幹線との接続はまったく考えていなかったでしょう。

このような柔軟性が民営化の特徴ではないかと筆者は考えます。

他路線は大阪市営地下鉄時代のダイヤを踏襲。今後の展開に期待したいものです。

訪日外国人客を意識? 車内放送が変わる 

2018年8月に大阪メトロの車内放送が変わりました。

車内放送が変わるのは約19年ぶり。

久々の更新となり、特に日本語放送の後に続く英語放送が大きく変わりました。

日本語放送では「次は○○、○○」と駅名を連呼していたのが、「次は○○です」と1回のみになりました。

新放送を聞くとシンプルになり、反対にわかりやすくなったと思います。

一方、従来の英語放送は次駅放送において隣駅のみの案内でした。

更新により次駅と共に行き先も案内するように、格段にわかりやすくなりました。

また、気のせいか英語放送はクリアなイギリス英語風になり、リスニングしやすい発音に。

学生なら、いい英語のリスニング練習になると思います。

今回の車内放送の更新は増え続ける訪日外国人客、ならびに2025年の大阪万博を意識したものと考えられます。

今後はハード面だけでなく、社員の英語教育などソフト面にも力を入れることでしょう。

新デザインの看板により、駅はより明るく

大阪メトロになり、真っ先に変化したのは駅構内にある看板ではないでしょうか。

大阪市営地下鉄時代には昭和時代そのままの看板も数多く残っていました。

大阪メトロになり、レトロな看板は確実に少なくなっています。

その代わり、新デザインのスタイリッシュで見やすい看板に代わり、駅も明るくなったように感じます。

また、ホームの壁面にある横長の路線図も新しいものに交換。駅構内はレトロであっても、看板は令和という新時代に対応しています。

今後の動きは? 

民営化されたことにより、駅構内の商業施設が充実することを期待します。

従来、JRや私鉄と比べると無味乾燥な印象が拭えなかった大阪メトロの地下鉄駅。

単に通り過ぎるだけでなく、楽しめる駅になればいいですね。

また、駅の大幅なリニューアルも計画されているとか。

大阪メトロの駅は興味深いところが多いので、駅をめぐるツアーもおもしろいかもしれません。

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