【相鉄】都心乗入用12000系出場・川越や新木場への乗り入れも想定

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JR・相模鉄道相互乗り入れに使用される相鉄新横浜線用新型車両【12000系】がJ-TREC・総合車両製作所横浜事業所にて落成・出場〜甲種輸送となりました。

気になる第一編成の仕様と、今後の展開についてまとめました。

JR直通運転を巡る動き

用地買収・工事の遅れが続いて、当初の開業計画より6年程度の遅れとなってしまったJR・相鉄の直通運転。

当初、相鉄側は品川方面へのアクセスも考慮していました。

特に東急直通線が乗り入れ先を目黒線中心としながらも、渋谷・新宿三丁目・池袋方面への乗り入れを強く主張していたため、(三田線・南北線もあるものの)比較的手薄となる山手線の東側への直通運転をしたかったことでしょう。

上野東京ライン常磐線直通が品川止まりであることや、横須賀線品川駅ホームが2面3線あることから、設備的な対応は可能という見方も強かったです。

しかし、JR側は湘南新宿ラインとしても特に混雑する新宿~武蔵小杉駅間の本数増をしたかったようで、現在では新宿駅で折り返し運転となっている埼京線列車との直通を前提とする動きになっています。

また、JR側では埼京線用E233系(7000番台)を7編成増備することで対応することが労組発表により明らかとなっていました。

今回製造された相鉄12000系についても、以上の経緯を踏まえて埼京線直通を意識した車両となっています。

新型12000系の仕様

おおむねプレスリリース発表通りの仕様にて登場しました。

JR車や既存の相鉄車両同様に運番表示機があるほか、11000系ではE233系の同等品だったものが、12000系では専用品と思われるものとなっています。

また、ATACS対応のID-91表記(相鉄の新標準字体)や、編成構成もE233系7000番台に揃えられており、埼京線乗り入れを強く意識したものとなりました。

相鉄20000系では丸いドア窓でしたが、12000系では11000系に続き角張ったものとなりました。

最近のトレンド?そうにゃんが乗車 写真提供:しじみ様

内装については先に登場した相鉄20000系にE235系の要素が加わった格好です。

半自動ボタンも維持されており、こちらが埼京線増備車や既存編成の改修に発展するかも注目です。


半自動ドアとE233系仕様の角ばったドア窓が特徴的 写真提供:しじみ様

種別表示の収録状況

相鉄線で使用する「特急」「急行」「各停」はもちろんのこと、埼京線への直通を意識した「快速」「通勤快速」も収録されています。

対照表からは各駅停車と快速のJR用・相鉄用の区別はされていません。

快速はどちらも青色なので同一表示、各駅停車は走行路線で自動判定orどちらかが色を合わせるといった動きとなりそうです。

特筆すべき点としては、通勤特急の新設が見込まれているようです。

12000系では通勤特急が走る東横線への乗り入れは行われないことから、相鉄線内での新設となるといえるでしょう。

今後のダイヤ改正詳細に注目ですね。

番号列車種別
00行先表示のみ
01回送
02試運転
03臨時
04団体
05埼京線
06川越線
07りんかい線
08各停
09快速
10通勤快速
11急行
12特急
13
14通特
15貸切
1601
1702
1803
1904
2005
21
22
23
24

行先表示の収録状況

川越・南古谷駅といった入庫列車だけではなく、間合いで東京臨海高速鉄道りんかい線新木場駅や、東臨の車庫がある東京テレポート駅、最近整備された板橋駅なども想定されています。

一方で、4年近く先となる新横浜駅は収録されておらず、今後のROM更新で実現するのか、そもそ多少のダイヤ乱れくらいでは新横浜行きに変更はされないのか、今後の展開に注目です。

番号行先駅
00列車種別表示のみ
01新木場
02東京テレポート
03大崎
04新宿
05池袋
06板橋
07赤羽
08武蔵浦和
09大宮
10指扇
11南古谷
12川越
13
14
15
16
17横浜
18星川
19西谷
20二俣川
21瀬谷
22大和
23相模大塚
24かしわ台
25海老名
26
27いずみ野
28湘南台
29
30羽沢横浜国大
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32

通勤特急や新木場行きが気になります 写真提供:しじみ様

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提供元ツイート

掲載許可をいただきました。ありがとうございます。

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