【スカ色も湘南へ】E235系1000番台が本格始動!東海道線で試運転開始

スポンサーリンク

山手線に次ぐE235系の投入先に選ばれた横須賀線・総武線快速電車。1000番台を名乗る新造車両が相次いで落成してファン・利用者から期待の声が寄せられています。

7月2日より首都圏での試運転が始まり、初日には東海道貨物線経由で東海道線根府川駅まで入線しています。

6月29日には中央線のE233系0番台も入線した東海道貨物線が試運転でよく使われる経緯とともに、E235系1000番台の今後の展開などを考察します。

まずは性能試験!様々な測定を実施

E235系1000番台の初走行は、総合車両製作所(J-TREC)新津事業所のお膝元の信越本線で実施されていました。その後は機関車牽引の配給列車として所属基地となる鎌倉車両センターへ輸送されていましたが、6月は構内で通電している姿が目撃される程度となっていました。

2020年7月2日より首都圏エリアでの試運転が始まり、初日は大船→根府川→新鶴見信号場→根府川→大船と東海道貨物線を中心とした経路で運転されています。

メーカーお膝元の新津周辺に続き、またしても横須賀線ではなく東海道線という営業エリア外の試運転となり、早速の珍しい姿として注目されています。

この試運転では、ドアの隙間から床下機器に様々なケーブルが取り付けられており、新しい走行機器類の性能確認が実施されている模様です。道中では、最高速度での走行・非常ブレーキの試験などが複数回実施されます。

こういった試験を行う場合、前後の定期列車との間隔が広い路線でないと前後列車に遅延が生じてしまうほか、速度制限などの設備上の制約が大きい区間では本来の性能を試し切れないため、JR東日本では車両の投入先以外の路線で実施される例も珍しくありません

特に東海道貨物線は設備の割に列車密度がそれほど高くないからか、首都圏で活躍する様々な形式の試運転で使用されています。

2019年だけでも埼京線E233系7000番台の増備編成・相鉄12000系・サフィール踊り子号のE261系と話題の車両が相次いで東海道貨物線を訪れているほか、過去には山手線向けのE235系も同様の試運転をしています。

横須賀線・総武線で見られるのはもう少し先?

JR東日本を含めたほとんどの鉄道会社では、試運転のスケジュールなどは公開されていませんが、性能確認の試運転が済んだのち営業路線での乗務員訓練が実施されます。

特に今回のE235系1000番台の場合は営業運転範囲が広いため、その回数もかなり多いものとなることが予想できます。

横須賀線・総武線快速電車だけでなく、千葉エリアの直通先各路線となるほか、この系統では日常的に増解結作業も実施されていることから、運転士・車掌以外にも構内運転業務担当者・操車担当者などの訓練も行われることでしょう。

それぞれ乗務範囲内や各拠点などに車両を持っていって実施されるのが通例ですので、横須賀線内・千葉エリアともに見ることが出来そうです。沿線のファン・利用者の方もデビュー前に出会う機会がありそうです。

しばらくは2ペアで試運転か

E235系1000番台は記事公開日現在で基本11両1編成・付属4両2編成が落成済となっているほか、先に姿を見せたグリーン車の検査表記より7月中に基本編成F-02編成が落成する計画となっている模様です。

基本・付属ともに3編成目以降はいつ登場するのかはヒントとなり得る動きはありません。基本編成のグリーン車は編成として完成する1ヶ月以上前に横浜から新津へ運ばれる先例を考えると、早くても8月以降でしょうか。

これを考えると、性能確認試運転・乗務員訓練などは姿を見せている2ペアを中心に実施されるものと考えられます。

なお、先代のE217系も基本・付属各2編成が量産先行車として製造されており、こちらは外観・内装などに現在も差異を残しています。

大先輩も駆け抜けた“ハヤネブ”

余談ですが、横須賀色の電車が東海道線を走る光景は、2世代前の113系では日常的でした。

これは、国鉄時代には伊東線の普通列車用として113系7両編成が使用されており、彼らは東海道線・横須賀線の別線化がされた、いわゆる「SM分離」がされる1980年まで大船電車区を所属基地として運用されていたため、入出庫回送で東海道線を走行していました。

現在では朝夕を除いて伊豆急行所有車両のみの運用となっている伊東線ですが、当時は113系の横須賀色が伊豆急100系とともにグリーン車付きで普通列車として運用されていました。

現在の輸送体系とは大きく異なりますが、伊豆急行の普通列車・リゾート21のロイヤルボックスが当時の歴史をルーツとする存在と言えそうです。

また、先代のE217系もカラーリングを変更して東海道線で活躍していた時期もあったように、元は同じ線路を走っていた東海道線と横須賀線・湘南色と横須賀色の深い繋がりは最新型にもしっかり受け継がれることとなりそうです。

2020年秋の営業運転開始報道

各報道により、E235系1000番台の営業運転開始は2020年秋とされています。具体的な日付等は明らかにされておらず、ダイヤ改正とともにデビューするわけでもありませんので、推測は難しそうです。

また、デビュー後の動きとしては、2020年3月ダイヤ改正時点で基本編成と付属編成が同一ペアとなる運用が一部で構成されており、E217系とE235系の混結とならない体制が組まれると考えて差し支えなさそうです。

併結相手が変わる運用はE217系限定・それ以外の固定化されている運用がE217系とE235系の共通運用……といった運用体系となれば、デビュー後しばらくはある程度狙って乗車・撮影をすることができそうです。気軽に狙いやすい反面、自慢の大きな行先表示器で珍しい表示を掲げる姿は少し先でしょうか。

先代のE217系についても、デビュー時に113系との併結試運転を実施したものの営業運転には使用されませんでした。

一方で、E217系との併結運転が可能な設計となっているか否かは明らかにされておらず、技術的に可能な場合は試運転だけ実施……という場合も考えられますので、これから連日試運転が続くであろう彼らの動向が楽しみですね。

【新型が夏の湘南へ】E235系1000番台始動!東海道線で試運転〜横須賀線・総武線快速向け付属編成

関連記事はこちら

コメント