【中央線不通】あずさ,かいじ長期運休~はちおうじ,おうめも巻き添えの理由

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台風19号の被害中でも影響が長期化している中央線特急。

記事公開日現在も高尾駅~相模湖駅間上り線の土砂崩れの影響が続いていますが、普通列車の大幅減便に加えてあずさ号・かいじ号などの中央線特急は全列車運休となっています。

特急列車運休の理由

高尾駅~相模湖駅間が単線運転をしているのはニュースなので報じられている通りですが、この区間は中央東線の中でも特に駅間が長い区間であり、営業キロにして9.5kmもの距離があります。

通常10分程度の距離ですが、片道25分程度・本日から少し速度を上げて片道15分程度で運転しています。

先週まではたった6往復だった同区間の列車についても、16往復にまで回復していました。

先週までの運転本数ですが、明るい時間帯に限定されており、まだ土砂崩れの心配があったことが推測できます。

今週からは運行時間・本数・速度ともに回復しており、特急列車を通す余力があるようにも思えますが、指導通信式という運転方法ゆえに難しそうです。

これは、同区間を走行できるのは1名の指導員として任命された職員が乗っている列車に限るという非常にシンプルな方式である一方で、上下列車を交互に通すことしか出来ないなど、制約がかなり大きい応急処置的な運転方式です。

長距離列車は遅延リスクがあるほか、高尾駅・相模湖駅で運転停車が必要なこと、既存のダイヤを全く生かせないことなどを考えると、現実的ではないでしょう。

はちおうじ・おうめも巻き添えの理由は?

中央線特急は、2019年3月のダイヤ改正より全席指定の新方式で運用を行っています。

同時に中央ライナー・青梅ライナーの特急化により、「はちおうじ・おうめ」が運転開始しています。

車両面についてもE353系に統一されており、E351系・E257系体制の頃と同様にあずさ・かいじ号の間合い運用として設定されています。

現在の車両留置状況としては、終電とともに運転を見合わせたため、金曜日夜の時点での留置場所に所定数が停泊しています。

幕張車両センターに12両1編成・三鷹車両センターに12両3編成・拝島駅留置線に9両1編成・甲府駅電留線に9両4編成+臨時運用の9両1編成が外泊のまま放置となっています。

これらの編成を活用すれば、はちおうじ・おうめについては運転を出来そうに思えますが、現時点では実施されていません

これにはいくつかの背景が考えられますが、まずは汚物抜取装置の都合があります。

現在、トイレの汚物抜取作業については、甲府駅電留線4,5番で日中・夜間に各2編成が行っているほかは松本車両センターで行っている模様です。

都心側の拠点としては、2017年ごろに新設された豊田車両センターが唯一であるものの、同センターにはそもそも特急車12両を留置する機能がないため、2019年3月で特急車の停泊を三鷹に変更した経緯があります。

この課題はE233系の12両化・グリーン車組み込みにより解決すると思われますが、現時点ではできない模様です。

また、仕業検査の都合もありそうです。

これは車両・会社により少し異なるものの、原則として3~4日に1回行われているものであり、E353系を含めた中央線特急の車両は都心泊の翌日は甲府か松本に向かうような運用が組まれていますので、おそらくこれも甲府・松本でしか施行していないものと推測出来ます。

以上の2個の課題解決には長距離回送が必要となりますので、都内特急のみの運転再開も難しそうですね。

中央線の通勤客にとってももう少しの辛抱となりそうです。

動画資料集

YouTubeチャンネル【鉄道ファンの待合室資料館】にてこの列車についての動画を公開しています。チャンネル登録・通知ON・コメント・評価もお願いします。

【中央線特急長期運休】各地で佇むE353系と柳川付近線路冠水現場

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