【JR東海】のぞみ12本ダイヤ登場へ・どれだけ凄い!?・20年春から

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JR東海では、2020年(令和2年)春のダイヤ改正より、最大でのぞみ号を1時間に12本・かつ全てを2時間30分以内に結ぶと発表しました。

2027年(令和9年)にはリニア中央新幹線の開業も控えるなかでの今回のダイヤ改正は、JR東海の努力の結晶が多数詰まった最高傑作と言えそうです。

そもそも1年近く前からダイヤの骨格が出来ている点も驚きですが、新ダイヤがどれだけ凄いダイヤであるかを見ていきましょう。

のぞみ12本の陰でもひかり・こだま号は維持

現在の東海道新幹線では、ピーク時間帯でのぞみ号10本・ひかり号2本・こだま号3本が運行できるダイヤとなっています。

これを新ダイヤでは、のぞみ号12本・ひかり号2本・こだま号3本というダイヤ構成としています。

のぞみ号12本は、単純計算だと5分に1本ということになります。

1時間に12本の列車を運行している路線としては東京メトロ半蔵門線などがあげられます。

そして、ひかり号・こだま号を含めた毎時17本という本数は近い路線としては東急東横線の毎時18本が挙げられます。

どちらも頻繁に列車がやってくるイメージですが、東京の通勤電車が20m×10両の200mの編成が主流であることに比べ、東海道新幹線では25m×16両の400mという編成です。

これだけでも凄まじいところですが、新幹線のドアは1両2箇所・グリーン車では1両1箇所となり、乗り降りのために停車時間を確保する必要があります。

既に品川駅・新横浜駅・名古屋駅といった主要駅では中央線快速電車の朝ラッシュ時のような交互発着(上り・下りそれぞれ2線用意して、交互に使用することで先行列車が発車する前に後続列車が入線できる構造)を終日しているものの、そのなかでの毎時2本の増発はなかなかに攻めていると言えるでしょう。

ちなみに、JR東日本の東北・上越・北陸新幹線の東京駅〜大宮駅間の運行本数も、臨時列車を含めても毎時17本は未達成(基本的に4分間隔で運行)となっていますが、これは東京駅の折り返しホームの数の違いもあるので当然といえばそれまでですね。

全てののぞみ号が【2時間半】達成

今回のダイヤ改正では、700系の引退が挙げられていますが、これにより全ての列車がN700A系タイプに統一されます。

これにより、全てのダイヤが加減速・カーブ通過性能に優れたN700A系性能とすることが出来ることから、全列車が東京駅〜新大阪駅を2時間30分以内で結ぶこととなります。

JR東海にとってはN700系列開発の最大のこだわりポイントであったことから、強い意気込みを感じる大規模なダイヤ改正となっています。

2027年(令和9年)のリニア中央新幹線開業後は、東京駅〜名古屋駅の輸送力が落ち着くことにより、ひかり号タイプを増やしたダイヤが予想されます。

今回のダイヤ改正は、リニア中央新幹線開業前のJR東海が国鉄時代からの東海道新幹線のノウハウを最大限につぎ込んだ、最終形態のダイヤと言っても過言ではなさそうです。

新型N700S系のデビューはもう少し先

新型N700S系は、ダイヤ改正のちょっと先の運転開始となります。

N700S系は東海道新幹線の最終形態として、リニア中央新幹線開業後を見据えた短編成化にも対応する構造が特徴的です。

それまで少しの間だけ、東海道新幹線が1形式のみという状況となります。

0系新幹線が0系新幹線を置き換えたことは有名ですが、N700系についてはギリギリN700S系という後継者での置き換えとなりました。

そして、現在、量産化に向けた確認試験車としてN700S系J0編成が走り込みをしていますが、2019年(令和元年)夏には、東海道新幹線の営業用形式としては初となる360km/hでの走行試験が米原駅〜京都駅の夜間試運転にて行われます。

東海道新幹線としては最後の開発形式、と言っているほどの完成された車両ですので、今後の運用が楽しみですね。

趣味的な注目点はドクターイエローの存続

東海道新幹線の第五世代として、そしてのぞみ号の第二世代として新幹線の「顔」として君臨していた700系の引退が挙げられますが、そうなると去就が気になる車両はドクターイエローでしょう。

700系をベースに開発されたドクターイエロー:923系T4・T5編成は、最高時速や曲線通過性能などは700系に準じたスペックとなっています。

検測機器についても当時の最新鋭が車内に多数搭載されていますが、近年の急速に進むハイテク機器の成長を考えると、そろそろ潮時なのかなあというパソコンたちです。

今回のダイヤ改正でも続投が発表されているものの、何らかの形での置き換えが検討され始めている時期かと思います。

ポイントとしては、20年春のダイヤ改正で全てのダイヤがN700A系スペックを前提としたダイヤとなることがあります。

臨時のぞみ号2本続行している枠を潰して専用ダイヤを作るのか、ドクターイエローを次世代型のN700S系や従来のN700A系ベースの新型車両とするのか。

はたまた九州新幹線のように営業用車両でのデータ取得とするのか。

その去就が注目されますが、趣味的にはやはり次世代型ドクターイエローが見てみたいところですね。

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