【京成】今回もツアー前に試運転!リバイバル3688編成・成田スカイアクセスへ

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リバイバルカラーで検査を通過して京成ファンから熱い人気を誇る3600形3688編成。

2020年8月29日に3600形では初めての成田スカイアクセス線経由のツアーを実施することに先立ち、8月15日深夜〜16日未明にかけて、成田スカイアクセス線・印旛日本医大〜成田空港第二ビル駅間を初走行しました。

3600形と北総・公団線

北総・公団線の運行は1979年の北総線1期となる北初富駅〜小室駅間から始まり、京成3600形の登場は1982年と世代が近いものの、親会社となる京成電鉄の車両が北総線を走行するのは1991年の北総線京成高砂〜北鎌ヶ谷駅間の開業を待つこととなります。

この1991年3月19日のダイヤ改正(=北総線延伸が同年3月31日となることに備えた改正)は成田空港新駅開業・京成車両の京急線乗り入れ開始・京成3700形の運行開始、そして3月31日に北総線直通や北総7300形のデビューなど大規模なダイヤ改正となりました。

ただし、ここから現在まで30年弱のダイヤにおいて、北総線から京成上野駅方面への定期列車は原則として運行されておらず、現在も運行されている京成上野始発印西牧ノ原駅行き列車は、あくまで京成高砂駅止まり・同駅始発の分断された別列車という体裁を崩していません。

これ以外にも北総線からの都心直通列車=都営浅草線直通列車については、当初は新逗子駅・現在は羽田空港駅行きと京急線への直通となるものがほとんどとなり、現在まで京急線乗り入れ制約がある京成3600形が北総線を走行する機会は非常に珍しいものとなっています。

今回もツアーに先立つ試運転

前回の3500形についても、成田スカイアクセス線での試運転の直後に成田スカイアクセス線を走行するツアーが発表されました。

試運転では、宗吾参道駅から京成高砂駅で折り返し、印旛日本医大駅から成田スカイアクセス線を初走行して空港第二ビル駅へ。再度折り返して宗吾参道駅に戻る経路で、以前3500形8両が実施した試運転と同様です。

京成3600形にとっては初めての成田スカイアクセス線の走行・京成3600形のファイヤーオレンジカラーの北総線走行も非常に貴重なものとなります。

今回もツアーでのイレギュラー運行が期待されていましたが、8月19日の公式発表により、8月29日に往路は3600形で成田スカイアクセス線・復路は東成田駅から3100形で本線を走行するツアーが実施されることが明らかにされていました。

共に空港アクセスの新経路を旧車両が、旧経路を新車両が走るツアーとなり、京成電鉄の歴史を体感出来る魅力的なものとなっています。

成田空港の需要が大きく落ち込んでいることもあってか、京成電鉄が以前より時折実施していたファンに嬉しいツアー列車が頻発されています。

今後も面白い臨時列車の運行が実施されるのか注目される一方で、稼ぎ頭のスカイライナーなどの需要回復がいつまで掛かるのかなどは心配なところです。

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今回のお写真は、フォロワーのたまごパイさま(@eggpie1029)から許可を頂いて掲載しています。

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