【新宿駅に新改札⁉︎】新海誠監督『天気の子』広告ジャック実施

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改札口がたくさん存在する新宿駅に、突如「天気の子 口」を名乗る新しい改札口が登場しました。

ミライナタワー改札もありますので名称に違和感はありませんが、これは南口に付けられた期間限定の愛称です。

駅広告のレベルを超えたこだわった装飾と、ここまで出来た理由に迫ります。

そもそも『天気の子』ってなに?

各メディアで大々的な広告を展開しているため、多くの方が最近耳にしたであろうこのタイトル。

こちらは映画『君の名は。』ほか名作を手掛けた新海誠監督の最新作となります。

神津島から上京してオカルト雑誌のライターをしていた主人公と「100%の晴れ女」が織り成すストーリーです。

監督の前作『君の名は。』の爆発的ヒットで知名度・人気・収益を上げたこともあり、テレビCMだけでなく街頭広告やWEBメディアなど幅広い方法で告知がされており、公開前から話題となっていました。

新宿駅南口が「天気の子 口」に変身!

新宿駅では、2019年(令和元年)7月19日の公開にあわせて、南口一体を様々な広告でPRの場としています。

床広告・デジタルサイネージ・そして作品をモチーフとした傘やてるてる坊主などの装飾が施されており、思わず足を留めて見入る方もちらほら見かけました。

夏休み期間ということもあり、大人から子ども、サラリーマンからお出かけの方、訪日観光客まで幅広い層が新宿駅を訪れる時期ですので、シーズンとしてもぴったりの装飾ですね。

新宿駅南口の改札口周辺だけではなく、構内のデジタルサイネージや、NewDaysの外装丸々などとかなりの手間と広告費がかけられています。

更に、甲州街道を挟んで更に南側にある、新南改札外には3Dトリックアートフォトスポットを設置しています。

このフォトスポットの雲の上に立つと、ヒロインの少女・陽菜と一緒に空を飛んでいる写真を撮ることができるようになっています。

なお、これらのイベントは9月1日までの開催です。

この大々的な広告の背景には「jeki」の存在

「jeki」と聞いてもピンとくる方も少ないでしょう。

このjekiとは、ジェイアール東日本企画株式会社の略称で、その名の通り、JR東日本の様々なプロモーションを行っている会社です。

鉄道模型や鉄道玩具によく見られる「JR東日本商品化許諾済」といった権限の管理も、このjekiを中心に行われています。

最近では、TBS放映のテレビアニメ・シンカリオンにて鉄道車両や鉄道博物館内の描写などで全面的な協力をしており、その存在を知った鉄道ファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シンカリオンシリーズでは、それゆえの細かい鉄道描写がされており、子供がメインターゲットのアニメながら大人の鉄道ファンにも注目されています。

今回の『天気の子』についても、新海誠監督の前作『君の名は。』に引き続いて鉄道を使用する描写が繊細に描かれていることから、その監修に携わったものと思われます。

そんなジェイアール東日本企画ですが、駅や車内の広告事業を手がける子会社として設立された経緯があり、現在もそれらを担当する部署の存在が大きい会社です。

映像作成時点からの繋がりがあったからこそ、駅ポスターだけではない、改札口丸ごとジャックするという斬新な広告の実現に結び付いたものと考えられます。

最初に公開された映画館も新宿だったということもあり、しばらく注目の存在となりそうです。

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