【東武】10030型追加でアーバンパークライン転用?11654Fが改造着手か

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半蔵門線直通用の30000系に東上線転用と思われる改造が始まった一方、春日部ではスカイツリーライン(本線)地上用の11654Fにアーバンパークライン(野田線)転用とみられる動きが出てきました。

改造内容とともに、まだまだ疑問が多い転用計画・次世代車両の投入線区を考えます。

流浪の民・11654F

10030型に小改良を加えた10050番台の中では初期に製造された11654Fですが、彼の転用は少々複雑です。

製造直後からしばらくの間は春日部所属で本線地上運用にて活躍していましたが、東上線の10両編成増強の流れで・・とともに東上線に転用されています。

その後、東上線デジタルATC化の流れを受けて30000系との大規模トレードの動きが推進・11651F,11652Fが直接アーバンパークラインに転属していますが、11654Fは古巣の春日部に戻ることとなります。

今回、電気連結器と先頭車幌の撤去・アンチクライマーの一部撤去とホーム検知装置設置とみられる改造が行われていることから、帯色についてはまだ施工されていないもののアーバンパークラインへの転用とみて間違いなさそうな状況です。

春日部支所から七光台へ転用された10030型は数多く存在するものの、今までは全て10030型のリニューアル工事施工車両(11631Fは転用時にリニューアルを施工)となっていましたので、春日部支所からの10050番台・未リニューアル車の転用は初めてのこととなります。

相変わらず疑問が多い東武の車両計画

東武鉄道では、70000系の投入完了が2019年度となりますので、来年度以降に地上向けの通勤車両が製造される可能性が高い情勢です。

多くの予想はアーバンパークラインに残存する8000系の置き換えの為、60000系の増備を再開するのではないかというものでした。

しかしながら、今回の10000系列の転用再開により、また先行きの予想が難しいものとなっています。

アーバンパークラインでは、複線化工事進展と輸送力増強のため、急行運転区間の延長・区間急行の新設が2019年度末に行われることが明らかになっています。

今回の車両転用がダイヤ改正の輸送力増強を目的にしているのか、それとも8000系の玉突き転用再開なのかは定かではありません

しかしながら、20400型投入で捻出できる10000系列の数には限りがありますので、残りの七光台所属の8000系を全て10000系列で置き換えるのは難しいでしょう。

やはり今後の老朽車代替の鍵となってくるのは来年度以降の新製車両の投入路線です。

アーバンパークラインに直接新車投入を行うのか、東上線やスカイツリーラインに新形式を投入して玉突き転用をするのか、はたまたワンマン用の新形式が登場するのか。

来年度以降の動きが予想出来ないなか、50000系・30000系・10000系列と様々な形式に改造を始めた東武鉄道

ファンの予想を覆す不思議な動きが続いていますので、今後の新しい情報に期待したいですね。

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