【新型(?)踊り子】E257系2000番台の東海道線試運転最終章?乗務員訓練

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9月末に東海道線・伊東線での試運転を開始した、元中央線のE257系2000番台。

当初予定通り、東海道線特急「踊り子号」への転用に向けた改造が進められているほか、10月に入ってからは乗務員訓練と見られる動きが続いていました。

11月30日改正を待たずして訓練行程を完遂してしまう可能性が出てきました。

訓練は11月中に完了?営業運転開始に期待

国府津運輸区構内・伊東駅構内で現車訓練が進められたのち、国府津駅〜茅ヶ崎駅で貨物線を使用した試運転が続いていましたが、ほぼ毎日行っていたペースと、突然運転がなくなったことを考えると、10月中に終えたと見て差し支えなさそうな勢いです。

残すところとして伊豆急行線への入線確認・乗務員訓練がありますが、JRに比べると担当乗務員数は圧倒的に少なくなります。

前回の新形式となる651系の訓練日数を考えると、3〜4日程度で終了してしまう可能性が高そうです。

以上を踏まえると11月30日のダイヤ改正から営業運転開始が出来そうな勢いとなっており、多くの方の予想である2020年3月ダイヤ改正を待たずに先行投入が可能な情勢となります。

しかしながら、車両側の改造は遅々としており、5編成の出場済編成のうち改造が完了しているのはわずか2編成・秋田総合車両センターで完成後に留置されているNA-08編成を輸送しても3編成に留まります。

先週末に発表された2019年度冬の臨時列車プレスリリースでは、2月末までの運行分についてE257系東海道線向け編成と思われる記述が一切ありません

冬臨時では走行距離を調整していた251系の臨時列車も再設定されていることを考えると、3月ダイヤ改正までは185系・251系体制の維持をする可能性が高いでしょう。

取り扱い形式数が一気に増える場合、順序を立てて乗務員訓練・現車訓練をしていかなければならないため、期間が長期化する傾向にあります。

今後はE257系に加えてE261系の各種試運転が進められること、2月に入ると河津桜まつり関連で臨時列車の運行本数が急増することを考えると、E257系の対応を9月〜11月前半・E261系の対応を11月後半〜1月・3月改正で両者の運用を開始としてスケジュールを組んでいる可能性が高いのではないでしょうか。

時刻表等からも特段表記が見られないほか、現時点では特段発表がないことを差し引くと、あくまで乗務員訓練を先に済ませているだけで営業運転開始は3月のダイヤ改正を待つ形となりそうですね。

同時に複数形式の訓練を行った例がJR東日本では皆無ですが、最近だと副都心線直通前の東横線系統が目立つところでしょうか。

担当乗務員は……?

東海道線特急の乗務員さんですが、運転士は田町運転区・国府津運輸区・熱海運輸区、車掌は東京車掌区・国府津運輸区・熱海運輸区が担当しています。

ややこしいところですが、新宿運輸区は湘南新宿ラインや今後の相鉄直通を担当するものの新宿発着の東海道線特急は担当していない(過去に担当歴はあり)ほか、スーパービュー踊り子号すべてと一部の踊り子号の車掌を担当している東京車掌区がある一方で、運転士側の東京電車区は担当外となっていて田町電車区の血筋を引く田町運転区が担当しています。

(把握している範囲で記していますが、万が一異なる点があればコメント欄にてご連絡ください)

現在、茅ケ崎運輸区にて現車訓練とみられる動きがあるものの、215系同様の車両留置を想定したもの・国府津運輸区のハンドル訓練が始まった・熱海運輸区のように現車訓練を出先で行っているといったいずれかの背景が想定出来ます。

乗務員区としての茅ヶ崎運輸区には東海道線定期列車の担当歴がありませんので、相鉄試運転も行なわれている横浜羽沢駅以北への乗り入れを避けた結果としてちょうどいい折り返し場所として選定されているだけではないでしょうか。

YouTube=鉄道ファンの待合室資料館で詳細映像を公開中!

YouTube=鉄道ファンの待合室資料館にて、E257系乗務員訓練の様子・詳細を編集少なめでご覧いただけます。

現在までの全ての改造編成の出場配給・出場回送、E261系の甲種輸送の動画も公開しています。

また、今後続くE257系伊豆急線内乗務員訓練やE261系性能確認試運転なども取材予定です。

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