185系・251系が2020年度末に引退する見通しとなっています。
残りわずかな踊り子号やスーパービュー踊り子号に乗ってみたい!
でもお金が……そんな方・特に乗り納めをしておきたい乗り鉄さん向けの記事となります。
(2018 11/13 16:30 JR東海区間を含む場合について加筆しました)
185系踊り子号自由席は普通列車グリーン車より安い?
踊り子号自由席は短区間利用がお得!
普通列車グリーン車、乗り鉄の皆さまなら、誰しも一度は活用していますよね。
そんな普通列車グリーン車ですが、踊り子号自由席より高いことはご存知でしょうか?
踊り子号の自由席は、50km以内なら510円、51km~100kmなら930円です(熱海~三島を通らない場合)。
メリット
車両が貴重
短区間だと普通列車グリーン車よりお得
平日だと自由席の方が空いている場合もある
デメリット
青春18きっぷ利用不可
平日は一日3往復
空いている修善寺編成や、ほとんどの臨時便は車内販売なし
好きでなければうるさいモーター音
土曜下り・日曜上りは混む便も
意外と高い普通列車グリーン車
平日は通勤時間帯の利用があるため、割高な料金設定となっています。
かたや、踊り子号の自由席は安くて早いです(お世辞にも快適とは言えませんが)。
ただし、土休日は51km~の場合は普通列車グリーン車の方が安くなります。
営業キロ | 平日 | 平日 | 土休日 | 土休日 |
普通グリーン | B自由席特急 | 普通グリーン | B自由席特急 | |
~50km | 770円 | 510円 | 570円 | 510円 |
51km~100km | 980円 | 930円 | 780円 | 930円 |
101km以上は踊り子自由席が1,340円となり、普通列車グリーン車が圧勝です(東京~伊東など)
踊り子号区間別特急料金表
お得な区間としては品川~熱海・横浜~伊東・三島が90km代で割安に楽しめます。
特に横浜~修善寺は、横浜~伊東間99.8km+伊豆箱根鉄道駿豆線内無料ととってもお得です。
※ただし熱海~三島間を含んだ区間については、JR東日本のB特急料金ではなく、JR東海の50km以下:650円、51km~100km:880円、101km~150km:1,410円が適用されます。
縦が東側発着駅、横が西側発着駅です。
~大船 | 小田原 | 湯河原 熱海 | 網代 | 伊東 | 伊豆急線 |
三島~ 修善寺 | |
東京 | 510 | 930 | 1340 | 1340 | 1340 | 1750 | 1410 |
品川 | 510 | 930 | 930 | 1340 | 1340 | 1750 | 1410 |
川崎 | 510 | 930 | 930 | 930 | 1340 | 1750 | 1410 |
横浜 | 510 | 930 | 930 | 930 | 930 | 1340 | 980 |
大船 | ー | 510 | 930 | 930 | 930 | 1340 | 980 |
小田原~ | ー | ー | 510 | 510 | 510 | 1340 | 650 |
185系踊り子号グリーン車は遜色?使い方によっては快適!
10両編成の踊り子号はグリーン車が空いている!
割高なイメージのある185系踊り子号グリーン車ですが、メリットとしてはとにかく空いています。
時間の制約がなければグリーン車層は251系スーパービュー踊り子号に乗られること、10両編成だと2両あるグリーン車はとにかく空いています。
指定席券売機だと4号車が自動チョイスされるプログラムなようで、平日の5号車だと貸切の場合さえあります。
7両編成の踊り子号グリーン車は、座席が貴重なので乗る価値あり
上記では踊り子号のグリーン車は10両編成が快適と記していますが、乗り鉄の皆様なら7両編成の方が魅力的です。
全国的にも貴重な国鉄のグリーン車標準座席のR27が、改良されながらも現役で残っています。
メリット
座席や内装がレアなので趣味的には面白い
デメリット
土日しか運転がない・グリーン車1両なので、混んでる場合もある
スーパービュー踊り子号のグリーン車は51km~100kmがお得!
スーパービュー踊り子号は快適過ぎる車内で有名ですね。
3列シート、驚異の1300mmのシートピッチ、おしぼりとドリンクのサービスといった贅沢仕様ですが、A特急のグリーン車なんてお高いんでしょう?というイメージがあります。
しかし、横浜~伊東のような51km~100km区間なら、通常期ならSVO指定席+510円で乗ることができます。
これは、指定席特急券料金が50kmずつ上がっていくのに対し、グリーン指定席特急券のグリーン車部分の値段は1000kmごと。101kmを超えるとグリーン料金が一気に跳ね上がります。
メリット
貴重なグリーン車サービスが受けられる
(=320円の車内販売コーヒーがサービス)
快適過ぎる車内
グリーン車旅客専用のサロン室が使える
デメリット
該当区間が少ないので、使い道が難しい
伊豆急線内区間利用編~上手く使って快適に移動
伊豆急線内の区間利用はあまり多くないかと思いきや、日中時間帯の普通電車が少ないこと、意外と所要時間が長いことから利用例は多いようです。
伊豆急線内区間利用の情報は少ないので、事前リサーチで効率よく利用したいですね。
伊豆急の特急自由席回数券は破格の値段設定!しかし使いにくい
伊豆急線内の踊り子号の自由席特急料金は410円。
これだったらスーパービューの510円の方が快適です。
しかし、伊豆急線内には「特急自由席回数券」が存在します。
こちらは、伊豆急線内の踊り子号自由席が100円になるものです。
10枚つづりで1000円です。
3枚使えば元が取れるので、2名で一往復使う等でもお得になります。
尤も、伊豆急線内の日中の本数が少ない為、地元民への救済措置という色合いの強い切符ですので、伊豆急管轄有人駅でしか購入出来ません。
車内や伊東駅でも買えないので、制約が大きいですが、上手く活用したいですね。
メリット
破格の安さ
使い切らなくても元が取れる
6ヶ月という有効期間の長さ
デメリット
伊豆急線内各駅でしか発売していない
スーパービュー踊り子号・マリンエクスプレス踊り子号には差額精算でも使えない
平日は3往復しか走っていない為、使い道に困る
伊豆急線内のグリーン車料金が格安
スーパービューのグリーン車が快適なことは先述の通りですが、伊豆急線内のスーパービュー普通車・グリーン車の差額は670円です!
知ってか知らずか、週末になると伊豆急線内区間利用もあるようです。
また、乗り鉄の方なら、伊東で特急料金が完全に分断されている為、伊東以北を普通車・伊東以南をグリーン車で乗り比べという使い方もありです。
グリーン車サービスを受けられてこの差額なら、乗らない理由はないですね♪
メリット
670円の差額で快適なグリーン車を使える
デメリット
そもそもの乗車券代・指定席券代が高いので、総額で見ると結構高い
グリーン車個室は伊豆急線内区間利用は発売不可
とても高い乗車券代は、フリーきっぷで節約♪
伊豆急線内まで乗ると、乗車券代が高くついてしまいますね。
踊り子号系統にはえきねっとトクだ値が設定されていないので、こちらで節約するのが吉です。
少しでもお得に済ませたい方には、上記の特急券と合わせて使えるフリー切符がおすすめです。
東京方面~伊豆急線:南伊豆フリー乗車券
伊豆急線内完結利用:伊豆満喫きっぷ
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動画資料集
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コメント
この記事を読ませていただきましたが、初心者のスーパービューユーザーでもわかるミスがありました。明らかな打ち間違いは見逃すとしても、
※伊豆急行線内の特急料金は、区間にかかわらず均一です。
・自由席特急料金 410円
・指定席特急料金 510円
・グリーン料金
スーパービュー踊り子・リゾート踊り子・マリンエクスプレス踊り子 770円、踊り子号 510円
(上記自由席特急料金にプラスとなります)
この条文を見る限りスーパービュー踊り子のグリーン車に乗る場合、自由席特急料金 410円+スーパービュー踊り子・リゾート踊り子・マリンエクスプレス踊り子 770円の合計1180円に見えるのですが…
Whiteberry Railwayさま
閲覧・コメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。
仰るように、1,180円となりますので、差額は670円でした。
自由席特急料金410円分を足し損ねておりました。
過去の私、会社マタギの運賃設定で頭がこんがらがっていたのかな……気を付けます……。