西武鉄道の今年春のダイヤ改正では、新型特急Laview運行開始や、夕方の豊洲行きS-TRAIN運行終了など大きな変化を迎えます。
既存のダイヤと比べつつ、どこが変わるかをまとめました。
新型特急Laview運行開始
今回のダイヤ改正の目玉は、なんと言っても新型特急Laview運行開始でしょう。
10000系NRA(ニュー・レッドアロー)以来の久々の新型特急ということで、同社では広報等に力を入れています。
気になる春の改正では、平日5.5往復、土休日5往復の運行が発表されています。
営業初列車は3/16(土)のちちぶ5号で、車内にてグッズ配布がされるようです。
発表された運用は一編成で賄える内容となっている一方で代走の旨の記述もないため、本年度のダイヤ改正段階では2編成準備で1編成使用と推測できます。
来月にはもう一編成の甲種輸送も予定されているほか、各線にて試運転を繰り返しており、今後の活躍に期待です。
また、今後の置きかえ計画として、2019年度(平成31年度)末に新型特急Laviewへの統一も発表しています。
西武池袋線・秩父線を走るNRA 10000系の姿は検査入出場を除いて見納めとなることから、ファンからの注目を集めそうです。
一年間で池袋線の全てを置き換える計画ですので、記録は早めに行いたいですね!
夕方上り豊洲行きS-TRAIN運行終了へ
デビュー以来、豊洲発の送り込みには、同業他社では珍しい有料列車として運行がされてきました。
利用率が低いことは当然想定内かとは思いますが、今回の改正にて運行終了となることが発表されています。
尤も、1列車に1~2人という状況も散見され、妥当と言えばそれまででしょう。
趣味的にはガラガラの列車で乗り鉄を満喫出来る列車たちですので、少々残念ですが仕方ないところです。
池袋線は接続の改善や等間隔化など
特急ちちぶは日中同様、夜の時間帯についても所沢駅にて一般電車への接続をするようになります。
S-TRAINについては保谷・所沢両駅にて接続となります。
また、下り急行・快速急行は石神井公園駅で全列車各駅停車に接続するほか、狭山線の本数・直通も増えます。
このほかにも土休日の夕方~夜間は増発や等間隔化などのテコ入れがされています。
新宿線系統では拝島ライナーの強化
平日・休日ともに1本ずつ増加するほか、拝島ライナーと多摩湖線の接続改善が行われます。
池袋線系統と同様に、優等列車の利用促進を図ることが狙いと思われる改正内容です。
このほかは準急の急行格上げや二重退避の削減など、細かな改善となります。
特急小江戸のライナー化も噂されていますが、今回改正では目立った動きはありませんでした。
池袋線系統では大掛かりな改正をしたにもかかわらず…となると、来年度に大規模な改正を行う嵐の前の静けさとも考えられます。
その他
西武多摩川線で久々にダイヤ改正が行われます。
内容は終電の繰り下げ・始発の繰り上げです。
コメント