【2020年3月改正】あと1ヶ月!引退車両・廃止列車をまとめてみた

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JR各社のほか、様々な鉄道会社が大規模なダイヤ改正を実施する2020年3月14日。

新型直前の週末の3月8日、前日の3月13日には様々な列車のラストランが待っています。

ダイヤ改正まで1ヶ月を切り、多くのファンが記録に追われていることかと思いますが、改めて改廃される列車・車両をまとめてみました。

東海道新幹線700系

日本中で一番関心を集めている車両は、やはり3月8日の東海道新幹線700系引退でしょうか。

2月12日より特別装飾も実施されており、既に多くのファンが撮影に出向いているかと思います。

既に一部報道でも明らかになっていますが、JR東海所属のC53,C54編成と東海道新幹線内の走行が見納めとなる一方で、JR西日本所属のB編成の一部は山陽新幹線内の臨時列車用として残存します。

ただし、喫煙車が見納めとなる(4月以降は喫煙ルームなしの全車禁煙車)ほか、山陽新幹線完結の16両の臨時列車自体は非常に少ないので、長い活躍は期待できないでしょう。

251系“スーパービュー踊り子”

車両の引退としては、251系「スーパービュー踊り子」の引退も大きな話題となっています。

1990年春の登場からちょうど30年、長年に渡り伊豆方面の看板列車として活躍していました。

特に乗車率の高かったこの列車のグリーン車については、それを拡張する形でサフィール踊り子号に継承されています。

今ではバリアフリー関連の都合で製造されることが無くなったハイデッカー車(高床で見晴らしを良くした車両)も非常に貴重なものとなっています。

バブル設計の雰囲気が残るこの車両、早春の伊豆は繁忙期。

スーパービュー踊り子号とともに30周年となる河津桜まつりも開催されていますので、残された機会に乗車・撮影を楽しみたいですね。

ロングラン列車引退も

関東圏では、仙台直通ひたち号の復活でロングラン列車の運行再開という明るいニュースがあります。

この一方で、ロングラン列車の代名詞の1つであった千葉発南小谷行きのあずさ3号の運行終了も注目されています。

15年近く維持されていた東西直通のあずさ号ですが、富士回遊号の増発に合わせて千葉発は松本止まりとなり、後続のあずさ5号が大糸線・南小谷直通便に変化しています。

このほか、あずさ号自体の付番変更があり、列車名として辛うじて残っていた「あずさ2号」が完全に消滅することとなります。

狩人の名曲『あずさ2号』リリース直後に下りが奇数・上りが偶数という現在の基本形に変更されていましたが、これまではかいじ号と棲み分けが行われていたために途絶えることはありませんでした。

2019年3月改正で「8時ちょうどの」発車があった大月駅の発着が改められて話題となりましたが、今年はいよいよ列車自体の消滅となります。

告知なし?マリンエクスプレス踊り子号

当サイトでも大きく注目を集めましたが、E259系“成田エクスプレス”の余剰車両活用の一環で始まった臨時特急“マリンエクスプレス踊り子号”が見納めとなりそうです。

あくまで臨時特急でしたので、昨年のはまかいじ号・河口湖延長の成田エクスプレス号同様に告知はなく運行終了となる可能性が非常に高いです。

デビュー時には車内・駅広告・イベントと大々的に告知されていた臨時特急でしたが、静かな終了となりそうです。

短区間の利用を想定した車両で、トイレが編成内で2箇所しかないなど、適切な用途ではなかった列車でした。

本業の成田エクスプレスで増結の動きもありますし、妥当な変化でしょう。

最後の追い込み?として、河津桜まつり期間中にはほぼ毎日運行となっていますので、注目度は低い列車ですがこちらも記録しておきたいところですね。

石炭輸送が運転終了

130年間もの長きに渡り続けられてきた鉄道貨物輸送が見納めとなります。

JR貨物・秩父鉄道のリレー形式で運転されてきましたが、ダイヤ改正でトラック輸送に転換されます。

撮り鉄から絶大な人気があった新鶴見機関区EF65形、花形運用がまた1つ消えることとなります。

651系0番台定期運用消滅

常磐線で細々と活躍していた、651系4両編成(K201,K205)を使用した定期列車が運行終了となります。

常磐線全通という悲願を達成する今回のダイヤ改正ですが、震災前のエースがひっそりと姿を消すこととなります。

復旧工事では、651系の使用を想定してか、7両・11両の停車準備と思われる乗車目標の設置なども話題となっていましたが、こちらは実現することなく終了となりそうです。

近鉄12200系運行終了

関西では、長年に渡り活躍してきた12200系の運行終了が挙げられます。

近鉄特急では、同日改正より“ひのとり”の運行を開始、余剰となるアーバンライナー車両がいわゆる乙特急に充当開始となり、玉突きで廃車……といったところでしょうか。

近鉄“鮮魚列車”運行終了へ

同じく近鉄では、行商専用列車である“鮮魚列車”の運行終了が明らかになっています。

ダイヤ改正以降は快速急行の最後尾1両の貸切となりますので、赤いボディの専用車が見納めとなります。

ヘッドマーク掲出もあり、注目を集めています。

新津・只見線の“ヨンマル”・新津のキハE120形見納め

昨年より進められてきた、電気式気動車GV-E400系を使用した車両代替がダイヤ改正で完結となります。

新潟地区で活躍してきた多くのキハ40・キハ47・キハ48が見納めになるだけでなく、車齢の若いキハE120系が只見線転用のために姿を消します。

キハE120系は新色のまま新潟地区で活躍しており、過渡期ならではの姿となりそうです。

また、絶景で知られる只見線で玉突きの廃車が進められるため、最後の雪景色が大きな注目を集めています。

西武レッドアローが池袋線への置き換え完了・4000系も乗り入れ終了

西武鉄道では、第三世代の優等車両“Laview”の池袋線投入が完了するほか、長年続けられてきた4000系の池袋口乗り入れが終了となります。

ヘッドマーク掲出もあって注目を集めています。

(記事準備中)

JR九州・キハ66,67形も運行終了へ

JR九州でしか見られなかったキハ66形・キハ67形の置き換えが完了します。

代替車両はYC1形となっており、甲種輸送も進められています。

今年は関東と近鉄が大注目か

2020年のダイヤ改正は、関東圏が大きな話題を集めています。

関西圏では新型271系と近鉄ひのとりが注目どころですが、前者は純増となるためにそこまで大きな動きとはなりませんでした。

JR九州での415系12両運行終了・岡山地区では117系8両での快速運転終了や瀬戸大橋線の普通列車越境終了、JR北海道ではH100形投入により置き換え開始など、運転体系の変化はこれ以外にも各地で多く存在します。

気になる列車の記録は早めに済ませておきたいところですね。

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